この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
クアラルンプール(KL)市内をたったの1リンギット(40円弱)で周遊する乗合バスの「GOKL」。「ぶらり一人旅」的なバーチャル・ツアーを投稿しています。今回は5回目の Red Route(R ルート)。
ネットに溢れている紹介記事が必ずしも「最新」ではないため混乱があります。停留所毎の観光スポットの詳しい解説も不足しているようです。そこで、筆者の独自調査により最新の停車場をとルートを図解にしています。交通アプリの moovit の情報を最新としてテイクしています。
この路線は、KL市街の西側の要所を縦に移動する比較的距離の長いシャトル・バスです。
今回から、各種マップの貼り付けは Open Street Map を活用させていただいております。
Red Rout のツアー範囲
今回もバスルート(Red)の全体図から紹介いたします。周遊範囲が大きいですね。
歴史ある「独立広場」を堺に、北側は庶民的なショッピング・センターを通り、前回紹介したChow Kit とKLの総合病院区域を周回して、南はマレーシアの鉄道ハブであるKLセントラル駅を通って、国立博物館や国立モスクを巡ります。
交通拠点・観光地・行政地区・ショッピングセンター街・中南街・医療センターを結ぶ重要な路線といえます。
既に紹介したPルートやBルート、そしてKLモノレールとの併用で、KL市の観光地を全部回れます。
R ルート探訪
それでは北のターミナルから出発しましょう。
南進ルート:出発点から Monorail Chow Kit まで
- Terminal Pekeliling (Kl1818)
- Damai Service Hospital (Kl50)
- Monorail Chow Kit (Kl68)
Terminal はKLモノレールの Titiwangsa 駅との乗り換え場所です。
バスはここから南西に少し降りて東に戻るルートを撮ります。医療施設を過ぎてモノレールの Chow Kit 駅に着きます。B ルートと異なる、ちょっとトリッキーなルートなので、拡大図を置きます。
Chow Kit のモノレール駅を「くびれ」にして上は「半時計まわり」、下はこの路線の構造である「時計まわり」です。
Chow Kit 市場からショピング街へ
- Pasar Chow Kit (Kl69)
- Sri Amar (Kl70)
- Pertama Complex (Kl36)
- Globe KL (Kl37)
- Laman Tunku Abdul Rahman (Kl38)
Chow Kit の市場は、外国人観光客にはあまり宣伝されていませんが、現地では結構重要な Wet Market です。
市場を過ぎるとバスは、ショッピングセンターが集中する地区に南進します。Pertama Complex もショッピング・センターのひとつ。
独立広場からKLセントラル駅へ
- Dataran Merdeka (Opp) (Kl114)
- Dayabumi (Kl1067)
- KTM Kuala Lumpur (Kl1093)
- KL Sentral (Utara) (Kl1077)
- 1 Sentral
ショッピング街を抜けると、バスはいよいよ「独立広場」に到着します。この場所の記事はこちらです。
ダヤ・ブミは、ただのオフィスビルというだけではないです。このビルは、KLの最初の高層ビルとして、当時のマハティール首相の肝煎りで、日本の間組(ハザマ)が建設したビルで。洗練された優美なオフィスビルです。
KTMの駅は、旧クアラルンプール駅ですが、今も活用されています。この建屋を設計したのはリバプール出身のエンジニアの Arthur Benison Hubback (1871 – 1948)ですが、この Hubback技師は、すごい人で、上記のムルデカ広場の前の総合庁舎も設計しましたし、KL最古のMasjit Jamek もこの人の設計です。
KLセントラル駅については、改めて紹介するまでもなく、各種バス、LRT、KTM、KLIA行きのExpressなど、あらゆる交通網の要所です。この重要なターミナルが、北のTitiwangsaやChowkitとGOKLバスで繋がっているとは、最近まで全く知りませんでした。
最後の 1 Sentral はオフィスビルで、観光的な要素はなさっそうです。ここで南進ルートは終わります。
北進ルート:国立博物館から「ダヤブミ」まで
- Muzium Negara (Timur) (Kl1120)
- Masjid Negara (Kl1065)
- Dayabumi (Kl1066)
KLセントラルを南進ルートの終点と捉えて、そこから北進ルートに入ります。北進の最初に止まる観光地は「国立博物館」です。ここは馬国の歴史を知らないで尋ねると、あまり参考にならないです。
Masjit Negaraは、ネットに投稿している方もありますが、非常に優美な近代建築です。モスクの中は見学できますが、非常に荘厳だそうです。筆者は未体験です。体験したら「おすすめ80選」に含めるかもしれません。
北進ルートの Moovit 情報にダヤ・ブミがあるのですが、どうみてもここには停留できないと思います。グーグル・ストリートを見てもバス停は確認できません。何かの間違いではないかと思っています。
KL特別区の行政拠点 DBKL
- Menara Dbkl 2 (Kl39)
クアラルンプールは、セランゴールの州都ではなく、マレーシアの首都として「連邦特別区」に指定されています。その特別区の行政庁舎がMenara DBKLです。 観光地ではないです。
実は、このDBKLの前に、ムルデカ広場を(北進ルートとして)通過するのですが、交通規制の関係で、広場の前には停車しないようです。ですが、Menara DBKLで降りれば、ムルデカ広場へは歩いていけるそうです。
Blue Route との共有ルートで終点へ
- Medan Mara (Kl40)
- Wisma Sime Darby (Kl41)
- Tiong Nam (Kl42)
- Chow Kit (Utara) (Kl52)
- Grand Seasons Hotel (Kl53)
- Hospital Kuala Lumpur (Opp) (Kl54)
- Terminal Pekeliling (Kl1818)
Menara DBKLから北の北進ルートは、既に紹介済みのBlue Route と全く同じです。詳しくは Blue Route の記事を参考にしてください。
最後まで参照いただきありがとうございます。
この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
KLモノレールの記事はこちら
P ルートも紹介しておきます。ダヤ・ブミで降りてクラン側を渡ると、そこがもうPasar Seniの目の前です。