【MM2H情報】クアラルンプール1RM周遊情報(2)

MM2H

この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。

GOKLの4つの路線を知っていれば、クアラルンプール観光するのにGRABをひろう必要はありません。1日10回GOKLバスを利用しても、合計運賃はたったの RM10 です(1RM x 10回)。RM10というお金は、せいぜい360円ぐらいです。しかも GOKL バスのキャビンは Wifi 使い放題。

クアラルンプール(KL)市内を格安で周遊する乗合バスの「GOKL」を利用して「ぶらり一人旅」的なバーチャル・ツアーを投稿しています。今回は2回目。

GOKLについては、ネットに溢れている紹介記事が必ずしも「最新」でないこと。停留所毎の観光スポットの詳しい解説が不足しているようです。そこで、筆者の独自調査により最新の停車場をとルートを図解にしています。

さて、今回のツアーは、Purple Route(略して「P ルート」)とされている路線です。

念のため、G ラインのツアーを読んでいない方は、こちらです。

この「P ルート」は、中華街とセントラル・マーケットが主な停車場になっていますが、Bukit Bintang (略してBB) の繁華街をひとまわりするセクターも含まれており、KLの東と西の人気スポットを往来する「シャトルバス」的な路線になっています。

路線のど真ん中にはKLタワーへの入り口もあります。

前回と同様、GOKLバスルート(Purple)の全体図から紹介いたします。

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Purple Route のツアー範囲

ルートマップを一見してわかるとおり、Purple Routeは東西に横長のルートです。周遊ルートの東の端がBukit Bintang (BB)で、西の端が Pasar Seni (PS) となっていて、KLの繁華街、そして歴史ある中華街の間を行き来します。

全体像を見れば充分と言う方は、ここは読み飛ばしてください。

® OpenStreetMap

前回紹介した 「G ルート」はKLCCエリアとBukit Bintang (BB)エリアが対象で、Wisma Cosway がある意味でキーステーションになっていましたが、今回もこのWisma Cosway を通過してBBに至るルートが踏まれます。

もうひとつの注目ポイントは、路線の中央にある「KL Tower」のふもとのバス停です。

BBから北に抜けたバスは左折して Jalan Raja Chulan に入り、ひたすら西に移動します。

KLタワーの前を通過してテレコム博物館を過ぎたら、左折して中華街領域に入ってきます。Jalan Tun Perak です。次の大きな交差点を右折するとJalan Pudu に入り、そのまま Jalan Tun Tan Cheng Lok に入ります。中華街 (Petaling Street) の入り口を過ぎると、いよいよ終点のPasa Seni (Central Market) に接近します。

しかし、バスは一度左折して Jalan Tun HS Lee のロジに入り道教とヒンズー教の寺院を通り過ぎるとUターンしてPasar Seniのバス集合場(ハブ)に入ります。

PSからBBへのルートは、ハブを出て Jalan Hang Kasturi からPasar Seniの全面に出ます。そこですぐ右折して一旦 Jalan Tun Tan Cheng Lok に戻り、少し前進してから左折してPetaling Street のロジに入ります。少し前進して右折すると Yap Ah Loy の領域です(このルートの後半のツアーで紹介)。

Jalan Yap Ah Loy を突き抜けて Jalan Hang Lekiuを経て右折 (Jalan Tun Perak) 、そして直ぐに左折して、もとの東西横断道路 “Jalan Raja Chulan” に戻ります。

P ルート探訪 (Bukit Bintang から Pasar Seni)

今回のバーチャルツアーは東側のBBからスタートします。 West Bound (西向き路線)です。

BBの停留所から東に位置するWisma CoswayやPavilion については説明は割愛しますが、気になる方は、前回のG ルートの情報を参照下さい。

BBの停留所はKLモノレールの駅や、 Jalan Alor へ徒歩で行ける場所です。

  • Wisma Cosway (Kl83)
  • Bintang Walk (Kl85)( Pavilion 前です)
  • Bukit Bintang (Kl86)
  • Wisma Boustead (Kl9)

さて、この「P ルート」はBBの北の交差点を左に折れて Jalan Raja Chulan に入ります。この「左折」から先が「P ルート」独自の「行って来い」のシャトル路線になります。

Wisma Boustead (Kl9) <> Wisma Lim Foo Yong (Kl21)

2021年に閉鎖となったイスタナ・ホテルの威圧感は健在ですが、このビルの用途は未だ未定のようです。Wisma Bousteadはビジネス用の雑居ビルですが、この停留所はKLモノレールの Raja Chulan駅に近くで、East bound (道路の反対側)のバス停は Wisma Foo Yong(高級中華の Marco Poloがある)

Raja ChulanはP ルートのシャトル道路ですが、East boundと West bound とではバス停の名称が違う場合があります。このバス停は Bousted と Foo Yong という異なる名前になっています。

The Weld (Kl11) < 旧 Wisma MPL >

Wisma MPLは大型のオフィスレンタルのビジネスビルです。このあたりは普通はあまり乗り降りは無いと思われます。道路の反対側(East Bound)のバス停は The Weld です。

ここから Jalan P. Ramilee に歩いて行ってKL Tower を訪ねることも可能です。

KL Tower (Selatan) (Kl17)

この停留所あたりの最新情報は公式アプリによると、East bound のバス停は Hutan Simpan Bukit Nanas (Kl13) に変っています。詳細は現在調査中です。訪問時にはご注意ください。

KL Tower のバス停の正式表示は “Menara KL” です。ここからKL Tower を訪ねる場合、注意すべきは、登り口の位置です。 タワーへの入り口はバス停の直ぐ近くではなく、実際には、通り過ぎたばかりのT字路の一方である Jalan P. Ramlee に入らないと見つかりません。

これを知らないとJalan Raja Chulan 沿いにひたすら行ったり来たりすることになるのでご注意ください。Tower への登り口から少し歩くと、ようやくシャトルバスの乗り場が見えてきます。

KL tower まではここからシャトルに乗って登っていきます。運賃は RM10 だそうです。

Menara Olympia (Kl14)

同じ名称のバス停が道路の両側に設置されています。

Olympiaはオフィスビルです。観光地ではないです。 LHDNの看板がありますが、これは税務署の支店です。

Muzium Telekom (Kl15)

名称のとおり、テレコム博物館がある場所です。

ここは、いよいよ中華街の入り口になりますから、ホテルやカフェが乱立しています。LRTと電車の駅 “Masjit Jamek”の近くです。 LRTは 「おすすめ」記事でご紹介したKlana Jaya線です。つまり、ここからKLセントラル駅 や KLCC駅 に LRT Kelana Jaya線 で移動できるというわけです。

この停留所から南西の地域は、China Townのエリアですから、 有名なPetaling Street

に限らず、かつて華人が開発した市街地を観たいかたはここで降りて道なりにあるけば古い街を探訪できます。マスジッド・ジャメ方面に歩けば、メルデカ広場に出れます。(但し、炎天下に歩くと暑いので注意)

右下の赤のラインが P ルートの West Bound 順路、青のラインは P ルートの East Bound順路。グリーンはLRT線路、左上のムラサキの線はメルデカ広場に繋がる橋 (Masjit Jamek Pedestrian Bridge) 駅から南の区域はクアラルンプールが町として発祥した場所。モスクから西の区域は英国統治の行政区域だった場所です。

Telekomを過ぎると、バスは左折してJalan Tun Perak の大通りに入り、少し南下してから右折してJapan Pudu に入ります。

Kota Raya (Opp) (Kl108)

Jalan Pudu は、直ぐにJalan Tun Tan Cheng Lock に変ります。

Kotarayaはショッピングモールの名称ですが、このバス停は、事実上、有名なKLの「中華街」である Petaling Street の入り口になります。

バスを降りて進行方向に歩けば、陸橋を潜ってすぐ、左手に中華街の大きな門が見えてきます。

門を入ると南方向に中華街が続きます。(詳しくは別途「中華街」の情報があります)

広義の中華街は、このPetaling Street だけでなく、右手の地域一帯なので、そのあたりも次の記事にで説明します。

さて、P ラインのWest Boundルートの終盤に来ました。

Petaling Streetの入り口を過ぎて、右手に Lai Foong Restaurant (ビーフ・ヌードルの有名店)を観ながら交差点を左折すると、Jalan HS Lee に入ります。

ここにバス停が無いのは残念です。なぜならこの通りには、1888年建立の有名な道教の寺院 Guan Di Temple が有り、ヒンズー教の優美な Sri Mahamariamman Temple があるからです。

左が道教、右がヒンズー教のお寺です。 photo by Wikipedia (respective temples )

まあ、しかし、こちらには最後のターミナルであるPasar Seni のハブ駅から歩いて来れます。

Hab Pasar Seni

Pasar Seni はバスの集合駅(ハブ)です。この場所へのアプローチはややこしいので、航空写真で説明します。

黄色の線がGOKLバスの路線、左下のオレンジの円が Pasar Seni のハブ駅です。中央の赤い線が Petaling Street(中華街)中心部。写真はグーグル・ストリート・ビューです。

左下のバスの集合所に隣接して LRT の Pasar Seni 駅があります。LRTを使えばここからSubang JayaやSunway Pyramid、逆にKLCC方面に帰ることができます。

Purple Route の終始点。Pasar Seni (Central Market) の バスターミナルです。 写真はグーグルマップへの投稿写真。

これで Bukit Bintang からの P ルート の West Boundのツアーは終了です。

次回は同じ P ルート の後半として、East Bound についてCentral Market を含めて旧中華街エリアの紹介をします。

最後まで参照いただきありがとうございます。

この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。

KLモノレールの記事はこちら

Kelana Jaya 線(LRT)の記事はこちら

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