この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
クアラルンプール(KL)市内をたったの1リンギット(40円弱)で周遊する乗合バスの「GOKL」。「ぶらり一人旅」的なバーチャル・ツアーを投稿しています。
今回は8回目ですが、非常にチャレンジングな maroon ルート(Mルート)を紹介します。何しろバス停の数がめちゃめちゃ多いのが特徴です。
路線にGreen, Blue, Purple, Red, Orange, Pink と色分けをする路線管理は既に終了していますが、この色分け管理は路線図を見る場合に便利なので、当初の色分けを踏襲しています。
マルーン(英: maroon)は、暗い茶色から、紫がかった赤にかけての色。一般的には赤と黒の中間に位置する色。16進数表記では #800000 だそうです。RGB(128, 0, 0)
これまで紹介したルートの正式な「ルート番号」と以前の色分けの関係は以下のとおりです。今回のルートも追記しました。
路線番号 | ターミナル |
GOKL-01-GREEN | Suria KLCC – Bukit Bintang |
GOKL-02-PURPLE | Hab Pasar Seni – Bukit Bintang |
GOKL-03-RED | Titiwangsa – KL Sentral |
GOKL-04-BLUE | Titiwangsa – Bukit Bintang |
GOKL-05-ORANGE | Titiwangsa – MINDEF |
GOKL-06-PINK | Ppr Pantai Ria – LRT Universiti |
GOKL-08-MAROON | Kampung Batu – Chow Kit |
バス停で使われるマレー語
今回もバス停で使われているマレー語の東西南北を確認しておきます。
Timur:東、Barat:西、Utama:中央、Selatan:南、Utara:北
今回も登場する略語 ”Ppr” は、「Perumahan Rakyat」の略で、「公営住宅」という意味です。Ppr が付く停留所は、公営住宅の近くにあることを示しています。
その他 Bandar:町、Taman:公園、Sekolah:学校
この記事に利用した地図は Open Street Map の資料です。
片道だけで30箇所 バス停の数珠繋ぎ
GOKL-08 のMラインは、Moovit 上の登録 Bus Stop が全部で 52 もあります。
ルートは南北に縦長ルートとなっていて、北部の Kampung Batu 駅から南方向 (south bound) が 30 箇所、南の Chow Kit 近辺から北方向 (north bound) に22箇所の停留所が登録されています。
Moovitが配信している路線図に、全ての停留所名を書き込むとこうなります。まるでゲジゲジ虫のお化けです。
ルートは南北に 5.5 km、東西は、1.5 km 程度ですから、このルートは、もうひっきりなしにバス停を通過することになります。南周りで南北に伸びるルートは 24 stops なので、単純計算では 64 m ごとに停留所があることになります。
このバス路線は、KTM、LRT、Monorailを繋ぐ路線であるという特徴以外に、特に観光目的で注目すべき路線とは言えません。あえて言えば、路線の南端の Chow Kit 地区ぐらいでしょう。
Chow Kit の北に伸びてる路線は、公立学校、公営住宅、公営に近い病院、そして高級コンドミニアム、若干のホテルといったところです。
居住地区の周遊バスですね。
複数の鉄道路線やモノレールと連携
Mラインの北のターミナル Kampung Batu はMRTとKTMの鉄道駅です。KTMというのは昔からの「マラヤ鉄道」(Malayan Railway Limited) であり、もとは、クアラルンプールを超える遠隔地との連絡鉄道です。
このKTM路線は北端の Batu Caves から南端のKL郊外のSebang/Tampinまでの長距離サービス鉄道です。KTM = Keretapi Tanah Melayu Berhad (KTMB) = Malayan Railway Limited.
Sebang/Tampin はマラッカの北部に当たります。
Kampung Batu から南方向の2つ目の駅が Sentul 駅です。そして、GOKLのMラインも南下してSentul駅近辺を通ります。同時にMラインは、LRTの Sentil駅 に停車するマッピングになっています。
さらに南下すると今度はモノレールのChow Kit駅と連絡しています。
次の図を見るとKTMの駅、LRTの駅、そしてGOKLのMラインの関係がわかります。
黒い太線がKTM(マラヤ鉄道)、黒い点線がLRT、南部のミドリの太線がKLのモノレールです。赤が GOKL マルーンラインの south bound route、青が north bound route です。
次回は全体を区分して紹介
Mラインの全体像を解説しましたが。路線のバーチャルツアーについては、次の記事でいくつかのブロックに分けて説明します。
今回は、バス停の数が多すぎて、息切れしました。後半は次回とさせていただきます。悪しからず・・・
ご参照いただき、ありがとうございます。この記事は続きがあります。
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