この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。「おすすめ」のまとめ記事はこちらです。。
筆者の記憶の中で麺料理の Laksa(ラクサ)ほど、とらえどころのない料理はありません。
原因としては、クアラルンプール在中が長かったからかもしれません。
サラワクのLaksaも体験して、奇妙な酸味があることに少し違和感があったことが記憶にあります。
カレーラクサはマラッカの料理らしいですが、何度か試したことがあります。個人的には Nasi Ayan や Roti Canai といった国民食程の興味は持てませんでしたが、確かに美味いことは美味いのでおすすめする次第です。
あまりにバリエーションが多いので、統一的な定義をまとめることは断念して、異なる言語圏でどのように定義されているか、7か国語に分けて並べてみましたので、ご参考に供します。尚、インドネシア語というのはマレー語と同等のはずですが、Wikipediaではマレー語とインドネシア語は個別にアップされていましたので、夫々邦訳してあります。
以下にご紹介する引用文は全て Wikipedia の各国言語のものを生成AIを使って日本語に置き換えたものです。各文章の出典は特に記載しませんが、全てネット上の Wikipediaの該当言語版の冒頭に記載された内容です。
中国語圏(中文)
中国語版のWikipediaは、本場の中華料理と比較して充分質的にグレードが高いと思われる料理以外は、深堀りせず、さらっと定義している場合が多いです。ラクサについても他の言語圏よりも単純な説明になっています。
喇沙(マレー語:Laksa)は、東南アジア原産の麺料理で、マレーシアを代表する料理の一つ。喇沙にはさまざまな種類があり、民族や地域によって作り方や味に大きな違いがある。
一般的に、マレーシアやシンガポールの華人が指すラクサは、カレーラクサ(Curry Laksa)またはアサムラクサ(Asam Laksa)のどちらか。
アサムラクサは、2011年にアメリカのCNNの観光系サイトCNNGOが選んだ「世界の50大料理」の7位に選ばれた。一方、カレーラクサは、アメリカのニュースサイト「The Huffington Post」が選んだ「死ぬまでに食べたい世界の10大料理」の一つに選ばれている。
マレーシア(Bahasa Melayu)
スープの材料の日本語訳が少し怪しいです。以外にサラッとした定義ですね。でも、はっきり国民食と定義しています。
ラクサ(ジャウィ:لقسا;中国語:叻沙)は、特に華人、ババ・ニョニャ、およびマレーの間で見られる辛いスープの麺料理で、ヌサンタラ地域全体で広く提供されている。マレーシアの国民食であり、シンガポール、タイ南部、およびインドネシアにも見られる。
ラクサのスープを作るための主要な材料は、トウガラシの花、ケスムの葉、およびアサムゲルガーであり、これらは主にマレー半島、具体的にはタイ南部、ケダ、ピナン島、およびペルリスで見られる。最初のラクサは、ピナン島とケダで作られたアサムラクサで、これは主に華人によって作られた。マッギ・マレーシアのブランドは、その新製品であるマッギ・ワリサン・ラクサを紹介し、これはマレーシアの食文化の一環である。
インドネシア(Bahasa Indonesian)
明らかに編集不足のようです。来歴がペルシャになってしまっています。
ラクサは、ペルシャ発祥の麺料理で、通常はスープがかかり、一般的には肉(インドネシアでは主に鶏肉、エビ、鶏卵など)が具として使われます。この料理はペルシャから世界中に広まり、主に貿易活動と関連していた。その後、様々なバリエーションが生まれたが、基本的な特徴は共通している。
英語圏 (English)
英語版の場合、詳しい説明は後述されているため冒頭の定義は非常にシンプルにまとめられています。
ラクサは、東南アジアで人気のあるスパイシーな麺料理。様々な種類の麺、特に太い米麺を使用し、鶏肉、エビ、魚などのトッピングと一緒に提供される。ラクサは、濃厚でスパイシーなココナッツスープか、酸っぱいアサム(タマリンドまたはググル)で味付けされたスープで調理されるのが一般的。
ペラナカン料理にルーツを持つラクサは、シンガポール、インドネシア、マレーシアで広く供されている。
日本(日本語)
ラクサ (Laksa) は、ガランガルやターメリックなどの香辛料が効いた東南アジアの麺料理。
中華系の子孫を意味するババ・ニョニャの料理(ババ・ニョニャ料理またはニョニャ料理)を代表する食べ物である。マレーシアやシンガポールにおいて一般的に見られる。
ラクサは地域によって違いが非常に大きい。共通点は、出汁が普通は肉ではなく魚やエビからとられること。このようにラクサは、ニョニャ料理から発達した麺料理であるが、ムスリムに禁じられている豚肉が使われていない。そのため、ラクサはムスリムでも食して差し支えない料理とされ、ムスリムの多いマレーシア全土で食される料理となった。
フランス(仏文)
フランス語のWikipediaは、スマートに良くまとまった定義です。3大ラクサを定義してくれています。
ラクサは、主にマレーシア、インドネシア、およびシンガポールで消費されている辛いアジア風の麺スープです。これはココナッツミルク、麺、エビ、魚、または肉をベースにした、カレーペースト、唐辛子、レモングラス、およびコリアンダーで風味づけされた、濃厚で満足感のあるスープです。
ラクサには主に3つの主要な種類があります:カレーラクサ、アサムラクサ、およびサラワク・ラクサ。カレーラクサはココナッツカレースープと麺から成る一品であり、一方でアサムラクサは魚の酸っぱいスープと麺から成り立っています。太いライスヌードル(または「ラクサヌードル」とも呼ばれる)が使われますが、米のビーフン(bee hoonまたはmee hoon)もよく使用されます。
イタリア(イタリア語)
イタリアではラクサはマレーシアの国民料理と理解されているようです。仏文と同じでうまくまとまった定義です。一部中文と同じ内容があります。
ラクサは、東南アジアの沿岸地域で発祥した、ロングパスタをベースとしたスープ。インドネシア、シンガポール、特にマレーシアで広く愛され、国民料理と見なされている。異なる地域の料理の影響を受け、味や材料が異なる様々なバージョンが生まれており、ケランタン州とトレンガヌ州のラクサムなどのバリエーションでは、スープの代わりに濃厚なグレイビーソースが使用される。タイ南部やラオスでもラクサのバージョンが見られ、ラオスではこれを「khao pun」と呼ぶ。
ラクサは、ペラナカンの料理(16世紀に東南アジアに定住した中国商人の子孫)の一種として広まったと考えられており、中国の伝統料理とココナッツクリーム、およびインド商人からもたらされた辛さを組み合わせようとしたもの。
有名なラクサのバージョンには、タマリンドをベースにした酸っぱいアサムラクサ(またはアッサムラクサ)や、ココナッツクリームを使用したクリーミーなラクサ・レマック(通称、カレーラクサ)などがある。2011年にCNNgoのオンラインプラットフォームで、アサムラクサは世界で7番目に美味しい食べ物にランクイン。また、2012年にはハフィントンポストによって、ガンバリスケッターラクサのバリエーションが「死ぬ前に試すべき10の食べ物」の7番目にランクインした。
最後までご参照いただき、ありがとうございました。
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