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企業臨死体験 馬国編12

ビンセントと初めて遭遇した外国人やマレーシア人は、ほぼ100%彼に対して強い印象を持たなかった。その風貌・容姿は日本で言えば、背が低く痩せてひ弱な中高生だったからだ。彼をひと目見て、これが年商20億円の中小企業の社長だと言い当てられる人はいなかった。
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企業臨死体験 馬国編11

リュウと私が一緒に過ごした一年弱の歳月は、いかにも不思議なものでした。リュウはダライラマを師と仰ぐ仏教徒でした。今でも、彼が工面してくれた金を返したいのですが、彼は一切の返金は無用だと言います。地獄に仏とはこのことです。
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企業臨死体験 馬国編10

事業に失敗して精神的に追い込まれてしまう日本人よりも、縁の切れ目をさらっと受け入れてさっさと転職していくマレーシア気質の方が、おそらくはよほど幸せな人生なんだろうと今でも実感しています。日本人は考え過ぎなんだろうと思います。
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企業臨死体験 馬国編09

KL市の環境プロジェクトに会社の命運をかけてしまった私は、営業機会を失った瞬間から、完全にゼロの状態に戻っていた。いや、ゼロならまだ良い。おまけに、「借金」という「くたびれ儲け」が残った。
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企業臨死体験 馬国編08

3〜4年前まで同じ企業で働いていた技術者達と、面会したり、食事に出かけるような付き合いが始まりました。彼らの紹介で客先の首脳陣に会うこともできたのです。幸運が続き、私はプロジェクトが始まる前から十分な仕事をもらえていた。
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企業臨死体験 馬国編07

資金や計画の不備を抱えながら開業して2年半。資源エネルギーブームが終了した馬国では仕事が無く、これ以上『身が持たないだろう』と思い始めた矢先。「環境系」の大型プロジェクトに関わるチャンスが来た。
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企業臨死体験 馬国編 06

マレーシアのビジネス界隈では「代金回収」のことを「コレクション collection 」と呼ぶ。馬国の商人は「コレクション」という単語を渋い顔で使う。コレクションは難しい、コレクションは大変だ、嫌な思いをするというわけだ。Collection という単語は海外では切手や芸術品を集めて自分の趣味や蓄財とする場合に使う。
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企業臨死体験 馬国編 05

日本の企業で一緒だった仲間は異口同音に「あんたなら出来るだろう」と言ってくれていたものだ。しかし、今思えば、起業当時の私は、先導もなしに深い大海原に漕ぎ出す小舟のようなものだったのだ。
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【がちで起業】自営業仲間の「儲けばなし」

マレーシアでの起業当時、何人かの自営業仲間(日本人)と連絡を取りあったり食事をしたりして、いろんな話をしました。この記事では、当時(西暦2000年前半)生き残っていた自営業主と話した「儲け話」をご紹介します。
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【がちで起業】馬国政府がテスラ資本を優遇する狙い

いよいよテスラがマレーシアでM3モデルの販売を開始しています。このテスラ社、馬国のアンワル首相による優遇措置に助けられているようです。その背景には、長期的な馬国経済の発展が視野にあるようです。