アイキャッチ画像の写真はイメージ素材です。この記事の内容とは無関係です。 image photo by envato elements (all rights reserved)
この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
昨日のネット犯罪の話題に加えて、本日は、少女の誘拐事件を解説します。
ご安心ください。本件は解決済みです。
先週末に、6歳の少女がジョホールの某所で行方不明になった事件は、馬国の全ての全国紙で大きく報道され、48時間以内に無事解決しました。
筆者自身、未だ人間の善悪の見極めも難しい6歳の少女が、あどけなく笑って写っている写真を公開している(馬国内の)オンライン報道をみた瞬間、その少女の家族の心情を思うと、何とも表現できない苦しみを感じました。その時点では、とてもブログで紹介できる話ではありませんでした。
馬国の場合は、このような少女の失踪事件があると、その名前、写真などが一斉に国内で報道されるようです。
一方、今回紹介するシンガポールのCNAのオンライン報道では、少女の写真や氏名は公表されていません。ここにもシンガポールと馬国の違いがはっきり出ています。しかし、こちらは、まだ断定されていない性的虐待について sexial assaut という表題をオンライン記事に付けています。馬国の報道では、確定情報でないうちにそのような表現は表題にはしません。
筆者は、どちらが正しいかの結論は持っていません。日本でも重大な誘拐事件がある場合、は、時として実名を公表しています。しかし、失踪=性的虐待、とすぐに結論付けるのは大いに違和感があります。
何にしろ、少女は無事に保護され、犯人グループは逮捕されています。
馬国の警察当局によれば、昨年報告された行方不明の児童779件のうち、警察は709人を発見したそうです。平均して毎日2名の児童が行方不明になっているわけです。
マレーシアの5倍ほどの人口が生活する日本の警視庁が公表しているデータを見ると、令和5年に失踪した10歳以下の児童は、1,115人もいますが、失踪者の発見率は全体平均で98%なので、本当にいなくなってしまう事例は20名前後かと思われます。(平均値は筆者の個人的な計算です。詳しくは警察庁のデータを参照ください)
小さなお子さんを連れて馬国に旅行・滞在する方は十分ご注意下さい。
48時間の恐怖
Girl, 6, who went missing in Johor found in Selangor; Malaysia police arrest 5 for kidnapping, sexual assault
23 Jul 2024 10:11AM (Updated: 23 Jul 2024 06:06PM) Amir Yusof
7月20日(土曜日)にジョホールで行方不明になった6歳の少女が、350キロ以上離れたセランゴール州で救出された。
マレーシア警察は、この事件に関連して計5人(男性3人、女性2人)を逮捕した。
容疑者は刑法第365条の誘拐および2017年児童性的犯罪防止法第14条(A)により逮捕された。
ジョホール警察署長は火曜日の記者会見で、少女がセランゴール州バタン・カリのバジェットホテルで無事に発見されたことを確認した。バタン・カリはクアラルンプールから約50キロの距離にある。
署長は、容疑者が少女を無断で連れ去っため、性的暴行の容疑で拘留されていると述べた。身代金の要求がなかったため、警察は動機を調査中だという。
容疑者5人は全員マレーシア国籍であり、被害者との関係はない。
被害者の無事は家族に通知済
少女は、ジョホール州イスカンダル・プテリのエコ・ガレリアモールでのイベント後に家族と離れたとされる。
事件は、一般市民からの情報提供やマレーシア警察の全部署の協力により、48時間以内に無事解決した。
「被害者は医療検査のため病院に送られ、家族には通知済みだ」
M・クマール署長は、容疑者の動機についても調査中であり、警察の捜査を継続するために拘留されるとした。
マレーシア全国紙の報道では、イベントは日本の「盆踊り大会」のようなものであったとのことですが、事件とは無関係だったようで、”Bon-Odori” というイベント名はすぐに使われなくなりました。
ソーシャルメディアが情報源
少女は7月20日午後8時30分頃に父親によって最後に目撃され、胸にミッキーマウスの画像がある白いTシャツとショーツを着ていた。地元メディアによると、イベントで撮影されたとされる少女の写真がすぐにソーシャルメディアで拡散された。
また、地元紙「ザ・スター」によると、少女がジョホールバルの税関・移民・検疫コンプレックスで目撃されたという報告がオンラインで広まり、彼女がマレーシアから連れ出されたのではないかという懸念が生じた。
少女の身長は約120センチで、長い黒髪を持つ。彼女の名前や母親の名前は、一部のメディアで報道されているが、CNAは身元保護のため詳細を控えている。
行方不明の児童は多い
「ザ・サン」の2月の報告によると、2021年から2023年の間にマレーシアで平均して1日2人の子供が行方不明になっているが、大多数は自力で帰宅するか発見されたと報告されている。
昨年報告された行方不明の児童779件のうち、警察は709人を発見したと、ブキットアマンの性的、女性、児童調査部門のアシスタントディレクター、Siti Kamsiah Hassan助監督が述べている。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。