【MM2H体験】おすすめ情報(28)ワンタン・ミー来歴

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初めてマレーシアに旅行した頃、街中の民族系レストランや屋台で「ワンタンメン」ないしは、そのマレー語表現の「ワンタン・ミー」をオーダーすると「スープ?ドライ?」と聞かれて戸惑います。

日本から来た我々にとっては「麺」がつくものは99%スープ麺ですし、中華風の「カタ焼きそば」を食べたい場合は、その筋の飲食店に入って、か「カタ焼きそば」と「指定」しますから、「ドライ(乾燥?)」な麺料理なんて考えもしません。

ビールの「スーパードライ」じゃああるまいし・・・

ところが、慣れてしまえば、スープと麺が別々の馬国風の「ワンタン・ミー」はそれなりに美味しい軽食料理です。筆者もこの「ドライ」を知ってから、馬国で「ワンタンミー」を食べたい場合は必ず「ワンタンミー・ドライ」を注文します。

ワンタンミーのドライと言うのは、麺が「カリカリ」で出てくるのでなく、適度に茹でてあって、十分しっとりした状態でお皿に乗って出てきます。

スープは日本のチャーハンのスープのようにお椀に入って出てきます。

では、この食べ方は中華料理なのか?マレー料理なの(豚肉使ってるみたいだから当然違うだろうと思いますが)それとも馬国独自の創作料理か? 

歴史的な背景を調べてみたかったのです。

昨晩、たまたまですが、中国版の「雲吞麵」の解説記事を日本語にして読んでいたら

マレーシアへの伝来の歴史が書いてありました。

「そうだったのか!」と言う思いで読みました。

恥ずかしながら馬国に20年以上住んだ筆者も、この来歴は全く聞いたことがありませんでした。以下、この来歴をご紹介します。

先ずは「雲吞麵」(ワンタン麺)の歴史

雲吞麵は、中国・広州で初めて現れました。

最初は宋代以前の祭祀に使用されていました。宋代まで、冬至の時に各家庭が餛飩(こんとん、小麦粉で作る衣のある小籠包のような食べ物)を作って、祖先に捧げ、祭りが終わると家族全員で分け合って食べたのです。

富裕な家庭の祭りの餛飩(こんとん)は十数種類の具を含んでおり、「百味餛飩」と呼ばれていました。

広東風の「雲吞麵」には具沢山の餛飩(こんとん)が入っています。 photo by wikipedia 「雲吞麵」(中文)

南宋以降、餛飩は富裕層の食卓から市場に広まりました。初期には主に小売業者が肩に担いで販売したのです。通常は、夜間に住宅地域で夜食の食材として販売、小さな木の棒で竹板を叩いて売っていたそうです。

やがて一部の小売業者が店舗を始めます。生滾粥(生茹でのおかゆ)などを追加販売するようになりました。これが数10年を経て、今日の「雲吞麵」の老舗の店舗に発展したのです。

餛飩(こんとん)と言うのは、雲呑と同じ構造だけれども、雲呑より具が贅沢で量が多いわけです。つまり「雲呑の親玉」ですね

中国の餛飩(こんとん)の写真 photo by wikipeida 「馄饨」(中文)

香港が「屋台麺」の市場を作った

戦前の1930年代には、香港で多くの雲吞麵店が存在していました。

大戦後の1945年、香港が再開された際、中国で国共内戦が勃発したため、大量の中国本土の住民が香港に逃れてきました。香港の人口は短期間で急増し、一部の住民が生計を立てるために粉麵を販売し始めます。

香港では、新鮮な海老などのシーフードが一般的であることから、店主たちはビジネスを確保するために、元々の広東風の雲吞を進化させ、餛飩の具に大量のエビ肉を加え、地元の魚などのシーフードでスープを調理しました。こうして、広州の雲吞麵よりも濃厚なスープが特徴の「香港風の雲吞麵」が生まれました。

こちらは香港の値段の高い雲吞麵です。 photo by wikipedia 「雲吞麵」(中文)

戦後しばらくの間、雲吞麵店で雲吞麵を食べるのは富裕層の食文化であり、雲吞麵は一般の大衆にとって簡単に手の届くものではありませんでした。庶民が食べたのは、ストリートフードの「車仔麵」でした。

雲吞麵店でボウル一杯の雲吞麵を楽しむことは1960年代後半まで一般的ではなかったのです。

マレーシアへの来歴

雲吞麵は、19世紀末から20世紀にかけて、華人移民の波とともに、マレーシアとシンガポール周辺に伝わりました。

地元の暑い気候と濃い味の好みから、一般的には醤油、黒醬油、香油を混ぜたドライ・スタイルが好まれ、その上に青菜とチャーシューをトッピングします。スープは別の小さなボウルに盛り付けられ、地元ではこれを「乾撈麵」と呼ぶ習慣があります。

こちらが中国語版のwikipedia に掲載されているマレーシアのドライタイプの ワンタン麺  photo by wikipedia 「雲吞麵」(中文)

通常の青菜とチャーシューの他に、椎茸と鶏足の煮物、焼肉、またはカレーソースをかけたりすることもあり、食べる際には漬け込んだ青唐辛子を添えて楽しむのが一般的です。様々な具材が組み合わさるため、地元の雲吞は小さめに作られ、リーズナブルな値段で提供できるように工夫されました。

マレーシア各地のドライ雲吞麵のソースには地域性があります。クアラルンプール周辺では、老抽、生抽、蠔油、豚油などを多く加えるため、色がやや暗くなります。一方で、北部のペナンでは生抽を少なく加えるため、色が比較的薄くなります。南部のジョホールではトマトソースを多く使うため、色がやや赤みがかり、麺の味は酸味と甘みが感じられます。

ジョホール州のワンタンミーは確かにスープが赤みがあります。 これは「半ドライ」ですね。 photo by wikipedia “Mi Wantan” マレー語版

参考 説明文に出てくる調味料

老抽、黒醤油

英語でdark soy sauceと表示される。老抽は、【生抽】を基礎としてカラメルを加え、特別な製造過程を経て凝縮された濃厚な醤油となります。

塩気は薄く、少し甘さがあります。醤油より濃厚な香りと濃い色を持つ、主に調理の着色、艶出しの目的で使われます。例:豚肉角煮、紅焼肉など。(出典:アジアンマーケット

生抽

英語で(light) soy sauceと表示される。醤油と似たような醸造技術で大豆、黒豆、小麦粉を原料とし発酵させて製造する物です。

塩分濃度は醤油より低い、仕込み塩水の比率を高くする。香りや味も穏やか、薄い色を持つ特徴で、素材の彩りを生かす料理などに透明なものが好まれた。日本の薄口醤油と似てます。(出典:アジアンマーケット

蠔油(蚝油、牡蠣油)

オイスターソースです。

こちらは「香港の」ワンタン麺 photo by wikipedia “Wonton Noodles” 英語版

参考 「車仔麵」(チェー・ツァイ・ミー)

香港の街を歩いていると、「車仔麺」と書かれた看板をよく目にする。でも店に入っても「車仔麺」という名前の麺や料理があるわけではなく、メニューには何やら麺や具の名前がびっしりと並ぶだけ…。実は車仔麺とは、好きな麺に好きな具を載せる食べ方を指す。「香港独特の食文化」と言われる車仔麺

「車仔麵」は、中国や香港で一般の庶民が手軽に食べることができる料理の一つです。この料理は、通りで移動する食品販売車(車仔)から提供されることが一般的で、その名前は「車仔」から来ています。

香港ポストより

一般的な車仔麵は

1.  麺:主に車仔麵に使用される麺は、通常は細くて手打ちされたもので、短いものが一般的です。これにより、食べやすく、早く提供できます。

2.  スープ:通常はクリアなスープが使われ、シンプルでありながら風味豊かなものが好まれます。スープのベースには、鶏や豚の出汁が使われることがあります。

3.  具材:麺には、さまざまな具材がトッピングされます。具体的な具材は地域や店舗によって異なりますが、チャーシュー(焼豚)、青菜、ワンタン、そして時折シーフードが使われることもあります。別の説明では、具材の選択は屋台にきた客が店に希望を伝えて作っていたとのことです。日本の「そば」や「おでん」の屋台のような文化です。

4.  調味料:醤油や香港風の辣油(辛いチリオイル)、紅油(赤い唐辛子油)などがテーブルに用意され、好みに応じて追加できます。

5.  価格:車仔麵は手頃な価格で提供され、路上の車仔から購入することが一般的です。

出典:生成AI Microsoft Bard によるネット情報のまとめ (2024.1.21)

最後までご参照いただき、ありがとうございました。

筆者が選ぶ馬国の「美味い物」5選抜+麺

ナシ・アヤン(チキン・ライス)  

ロティ・チャナイ  

骨肉茶(バクテー)  

ナシ・レマ   

クイティオ・ゴレン

ワンタンミー(ラクサとの違いについて)

マレーシアの「おすすめ」80選 → まとめ記事はこちら

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