この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。「おすすめ」のまとめ記事はこちらです。
今回の「おすすめ」詳細記事は、Street Food ではなく、会食料理です。
そうはいっても、何万円もの豪華な会食イメージではなく、仲間内で近場の中華レストランで何を食べようかといったレベルです。
筆者がマレーシアに始めて長期滞在した頃、家族をクアラルンプールに呼び寄せるまでは、会社のメンバーと近場のレストランで夕食を取っていました。
自営業でもないし、まだ馬国に慣れていないので、ホッカーズや屋台に行くのは気がひけます。エコノミー・ライスも見た目が悪くてとても手がでないわけです。
毎日のようにチャーハン(ナシ・ゴレン)、焼きそば(ミー・ゴレン)というわけいにも、いかず、ワンタンミーも(美味いとはいえ)食べ飽きます。
そんな時に、馬国の華人の知り合いに「何かおすすめは?」と聞くと蒸した Chinese Pomfret(シナマナガツオ)がいいという話になったわけです。

実は筆者は、日本で大ぶりのマナガツオを食べた記憶がなく、馬国で数人で円卓をかこんで食べた馬国の「シナマナガツオ」が、おすすめ料理として強く印象に残っています。
なぜこの魚が「おすすめ」なのか
シナマナガツオは、マナガツオに似た魚で、東シナ海や南シナ海に多く生息しています。体は正方形に近く、背鰭や尻鰭の先端が黒くなります。背中には波状の斑紋があります。

大きさは30cmぐらいで、白身で美味しい魚です。日本の市場ではマナガツオとして売られることもありますが、値段は高めです。
日本では焼き物や漬け物などにして食べますが、マレーシアでは蒸した姿煮が一番おすすめです。(マナガツオとの違いは、体高が高く、背鰭や尻鰭の前方が鎌状になること)

どのような味付けであろうが、この魚は絶対に美味ですので、機会を見つけて食べてください。一人では無理なので、数人で中華レストランに行くのですが、事前に 「Steamed Chinese Pomfret が食べたい」と電話で予約しなければなりません。
いきなり店に行っても食べられないです。
価格は1尾600g〜1,000g程度のものがRM40(約1200円)。もちろん馬国内では「高級食材」の部類です。
クアラルンプールのスーパーでChinese Pomfretは一尾RM100~130ぐらいします。また、馬国内のネットの通販でも沢山宣伝されていますが、だいたいRM50~110で真空パックで配送されているようです。
日本なら、一尾で3000円から5000円するので、よほどマナガツオ好きな家族でなければ食卓には出ません。
やはり、「日本では高価な会食料理を馬国で数人で安く食べに行こう」が今回のおすすめのコンセプトです。
マナガツオ(シナマナガツオ)の良い点・注意点
マナガツオは、西日本ではフグに並ぶ高級魚と言われています。
食材としてマナガツオが優れている点は
- 鱗(ウロコ)が取れやすい。(ほとんどが流通時点ではがれ落ちてくれる)
- 刺身、西京焼き、唐揚げ、煮付け、あんかけ、中華など、どんな料理にも合う
- 骨がやわらかいので、うまく調理すれば骨も食べられる
- 内臓の容量が少なく、さばきやすい
注意点もあります
- 傷みやすい魚なので、鮮度に充分注意して購入すること
- 常温で長時間放置しないこと(要冷蔵)
- 飲食店で常に食べれる魚ではないので、事前に調べて予約する必要がある
シナマナガツオに関する詳しい情報
こちらの市場魚貝類図鑑に詳しい記述があります。
マレーシア国内で、ご家族で夕食にシママナガツオを食べる場合は、ネット通販などで購入するか、あれこれ調べて宅配や店頭で購入してください。

例えばこのJW Frozen Seafood あたりは、ネットで調べるとポンと出てきます。他にも沢山ネット販売されていますが、はやり、近隣の魚屋で目で見て買うのが一番ですね。
調理方法も、ネットでググると沢山実例が出ていますので、ここでは詳しく紹介することはいたしません。
シナマナガツオは、白身の魚自体が充分美味いので、あまり強い味付けは必要ないです。いくつか違う味付けを用意して食べ比べると、ベストチョイスがわかると思います。
いかがでしたでしょうか?
馬国には イカン・バカール や バラクーダなど他にも魚料理はありますが、筆者はこのSteamed Chinese Pomfret をおすすめします。