この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。
ここで取り上げる内容は、あくまで筆者の家族の「体験」ですので、新たに MM2H を利用される皆様がこの内容と同じ立場におられる場合は、現在の法規や制度運用について申請代理事務所にお問い合わせ下さい。
私がMM2Hを申請した2010年当時、長男は馬国のインターナショナルスクールに通っており、
1年のうち1学期だけは日本の公立中学に編入させてもらうという超変則的な就学プランを強行していたものの、
馬国の Student Pass の申請は必ず必要でした。もちろん学校側はきちんと協力してくれますが、この手間は本人家族にとっても学校にとっても手間です。
MM2Hの承認を受けて10年マレーシアに住んだ筆者家族が思う「MM2HとStudent Pass について」お話しします。
MM2Hは一家の大型投資活動
別の記事で説明しましたが、銀行口座に1千万円前後の現金が転がっているような家族ではない一般家庭にとってMM2Hはなんとかギリギリで手が届く大型投資です。
2021年の制度改正では現地での定期預金がくは、百万リンギット以上(三千万円超)という額ですから、家を一軒買うのと変わりません。
ここまで馬国に現金投資を行うのですから、セカンド・ホーマー(MM2Hのマルチ・エントリー・ビザ保持者の通称)が馬国内で「消費・支払い」活動をする際に優遇されるべきなのです。
例えば、セカンド・ホーマーに対して
- 観光地のホテル代や高級レストランでの代金を割り引く制度
- 学童の教育費を割り引く制度
- 急病や怪我の場合の医療費補助
などです。海外では、こういった付加的な内容を「インセンティブ」と呼んでいます
インセンティブが充実してくれば、ある程度高いハードルでもHH2Hの申請数は伸びると思いますが、今のままでは、先行きは暗いです。
Student Pass はMM2Hに組み込んでほしい
MM2Hで馬国に大型投資をしている家族の一員が、馬国のインターナショナル・スクールに通うのなら、Student Pass の申請は免除すべきです。
つまり、家族の主人がMM2Hのマルチ・エントリーを取得すると同時に、その配偶者だけでなく、子供全員にもマルチ・エントリーを発給してしまえばそれで済むことです。
学校に通っていることを証明するのに Student Pass が必要ということはありません。どの学校も必ず学生証を発行していますから、それで十分。
まして、学校や市中で、警察や政府機関から「Student Pass を見せなさい」と言われることは皆無でした。
子供の VISAをMM2Hのマルチ・エントリーに組み込んでしまえば、家族の負担も、学校の負担も、本人の不安も全部解消します。
学校側も、セカンド・ホーマーの子供なら、学費の支払いに何ら不安が全くなくなります。
本編で書きましたが、MM2Hの定期預金は1年経過した後に一部を切り崩して学費に充てることができるのです。
ここまで条件が揃っているのですから、セカンド・ホーマーについて毎年のように手間をかけてStudan Pass を申請する必要はないでしょう。
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最後まで参照いただき、ありがとうございます。
MM2Hの本編もぜひお読みください。ご参考まで