この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
病気にかかるリスクと、この記事を読まれる皆様のマレーシア国内での病院選びの判断・決断については全て免責とさせていただきます。本記事の段落の間に置かれている広告と本記事は無関係です。ここに掲載された情報は新聞報道を除き、現時点の事実とは異なる場合があります。
MM2H体験者である筆者と筆者家族は、あしかけ20年の間、何度か風邪をひいたり、体調を崩したりして病院で受診しています。
病院と言う場合、クアラルンプールにおいて、大きく3種類に区分できると思います。
- 公立総合病院(HKL)
- 私立病院(グレンイーグルズ、等)
- 町中の小さなクリニック
別途、日本人クラブのウェブサイトに日本人の医療関係者が在籍する病院の情報が出ています。
病の「予防」を目的とするので、あまり儲からない東洋医学の医師。病にかかった患者を治すのが西洋医学なので「儲かる」というが、最近は「予防」にもっと力をいれようという考え方が注目されています。英国では予防のための医療行為をした医師にはポイントか加算されて報酬が上がるという制度がある。良いアイデアだと思います。
クアラルンプールの公立総合病院の医療費は?
KLの公立総合病院(HKL)の場合、筆者家族は全く受診経験がなく、情報はありませんが、以下のオンライン報道(FMT)によると、一般的な外国人向け診察料金は以下のとおりでした。
この情報は貴重です。というのは、日本人のコミュニティでは、HKLで受診するのは馬国民だけで、外国人はここには「行かない」という共通認識のようなものがあるので、いったい幾らぐらいの医療費がかかるのか日本人の間では情報が出回らないからです。
種別 | 外国人 | 馬国民 |
外来診療 | 40RM | 1RM |
外来専門医診療 | 100RM | 3RM |
出産 | 2,500RM以上 | |
放射線治療 | 最大3,000RM | |
病室料 | 1日160RMから320RM。 |
グレンイーグルズ等の有名私立病院の大手
筆者の場合、最寄りの有名私立病院はグレンイーグルズでしたので、風邪でなく症状が心配な場合はここに通院しました。
英語は必須です。診察料はRM100を超えますので、マレーシア国内では比較的高額です。
対応は完全です。日本人コミュニティのみならず、マレーシア国内の富裕層の情報でもグレンイーグルズの評価は非常に高いです。
町中のクリニック
風邪をひいて、市販の風邪薬(Panadol が有名でしたが)だけでは心配な場合は、町中のクリニックを利用しました。
医療費が高かったという印象はありませんが、前述のHKLの外来診療であるRM40前後だったと記憶しています。
個人的には、何も不満はないです。
抜歯の麻酔が強かった歯科医
1996年のことですが、「親知らず」の歯痛で、しかたなくマラッカの歯科医を訪ねて抜歯してもらったことが有ります。
抜歯の医療技術は問題無かったのですが、その際に使う麻酔の薬がかなり強めで驚きました。
麻酔注射の瞬間に顔の下あごにビリビリッと電気が走るような感覚があり、その後は全く間隔が無く、抜歯のあともしばらくは、下あごの半分は全く無感覚でした。
抜歯をする場合は日本のほうが良さそうです。
参考報道 1億RMの医療費未払い問題
2024年2月19日のFree Malaysia Today のオンライン報道から
マレーシア保健省が、外国人(特に不法滞在移民)による医療費の未払い約1億RM(約30億円)(2023年末)を発表
政府病院の診察で、マレーシア人が1リンギット(約30円)なのに対し、外国人は40リンギット(約1,200円)
保健省長官のラジ・アブ・ハッサンは、未払い金額を確認し、近日中に声明を出す予定。
未払い金は、出産、緊急治療、外来診療、医薬品の代金を含み、38カ国からの外国人によるもので、ミャンマーやインドネシアなど出稼ぎ労働者の多い国だけでなく、イギリス、アメリカ、ドイツ、フィンランド、シンガポール、スウェーデン、日本からの患者の医療費。
「人道上の理由から(不法滞在移民かもしれないという疑念がありながらも)治療しなければならなかった」と情報筋は述べている。
「彼らがよく言うのは、お金がないか、後で支払うと約束するなどだ。中には姿を消してしまう人もいる」
政府病院の外国人の診療費は、外来診療40RM(マレーシア人は1RM)、外来専門医診療100RM(マレーシア人は3RM)、出産2,500RM以上、放射線治療最大3,000RMなど。病室料は1日160RMから320RM。
Gleneagles Hospital Kuala Lumpur
クアラルンプール・グレンイーグルズ病院 (GKL) は、クアラルンプールのJalan Ampang沿いにある私立病院(1996年設立)。Pantai Medical Centre Sdn Bhdの子会社であり、IHH Healthcareの子会社。マレーシア国内に3つ他のグレンイーグルズ病院を所有。しばしば富裕層や著名人が利用する高級病院として知られています。1990年代には、ベッド代だけで一泊S$1,000かかった。
2015年の「国際医療旅行ジャーナル医療旅行アワード」において、顧客サービス優秀賞を受賞。(Excellence in Customer Service at the 2015 International Medical Travel Journal Medical Travel Awards 2015)
https://en.wikipedia.org/wiki/Gleneagles_Hospital_Kuala_Lumpur
https://gleneagles.com.my/kuala-lumpur/
参考 HKL
クアラルンプール病院 (マレー語: Hospital Kuala Lumpur、略称: HKL) は、マレーシアの首都クアラルンプールにある、マレーシア政府が所有する最大規模の公立総合病院。1870年に設立された非営利団体であり、公衆衛生システムの旗艦病院として機能している。
KL市内の150エーカーの広大な敷地内に84の病棟と2,300のベッドを持ち、世界でも最大級の病院のひとつ。ベッドの90%以上は補助制度を利用する患者に割り当てられており、国際基準に沿った医療を提供している。
54の異なる診療科と部門があり、そのうち29は臨床診療科、15は臨床支援部門。また、約11,000人の職員を擁しており、そのうち約2,300人はさまざまな分野と専門分野の専門家である。職員総数は、300人の医学コンサルタントと専門家、1,300人の医師、72人の准看護師、253人のシスター (病棟管理者)、3,500人の登録看護師、258人の地域看護師で構成されていいる。
出典:英語版Wikipedia “Kuala Lumpur Hospital” 2024.02.19現在
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