【MM2Hでご注意】高額被害「暗号資産」詐欺

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この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。

オンライン報道で活躍する The Star online 報道の「詐欺」シリーズ。一連の報道の最後の情報は「暗号資産」に関する詐欺被害です。

今回の詐欺被害のポイントは

  • 大規模な組織で、周到に計画された犯行
  • 人気ソーシャル・メデイアを悪用した犯行
  • 暗号技術を使った資産運用(利殖)で人を惹きつけた犯行
  • 被害額が桁違いに大きな犯行

の4つです。

写真は全て envato elements のイメージ素材です。報道内容とは関係はありません。 (all rights reserved)

結論は、明確です。

マレーシアのソーシャル・メディアで組織的に宣伝している資産運用は、詐欺である可能性が高いので、関わらないように注意しましょう。そして仲介業者による「暗号資産の活用」は基本的に「インチキ」です。

筆 者
筆 者

本日の記事では、筆者も「何のことか知らなかった」ミュール口座について解説をおきました。英語では mule account です。

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暗号通貨に関わる詐欺組織を拘束

今回の発表も、マレーシア警察の直轄部隊である「連邦商業犯罪調査部」の発表です。

The Star online 2024年2月16日の報道を要約しました。

詐欺グループを説明する商業犯罪調査部の主任弁務官。

馬国警察は、「エクサーエックス」(”Accerx”) と呼ばれた暗号通過に関連した詐欺行為を摘発。国内9つの州に点在していた43名の容疑者を逮捕した。「商業犯罪調査部の主席調査官が記者会見で発表」

今回の一斉検挙は135に登る被害届によるもので、被害総額は9千3百26万RM(約29億円)

  • 容疑者グループは、男性35名、女性8名。21歳~78歳の会社役員、実業家、会計士、ミュール口座の名義人
  • 家宅捜索を実施した場所は、ケダ、ペナン、セランゴール、パハン、ヌグリスンビラン、マラッカ、ジョホール、そしてサラワクの9つの州
  • 押収品はスマホ28セットと14の手順書と思われる書類、そして銀行の支払い手形
  • Accerx の運用プラットフォームに関わって被害に遭ったのは、ビジネスマン、銀行家などの専門職

ある被害者(60歳代の主婦)は去る12月にソーシャルメディア上の個人投資家向けの広告に興味を持ち、犯行グループの担当とWhatsApp(日本・韓国のLINEと同じソーシャルメディア)で連絡を取るようになり、

ネット上で操作するAccerx のプラットフォームを利用した結果、11万5千RM(356万円相当)を騙し取られ、1月26日に被害届を提出

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この被害事例で容疑はが有罪となった場合、マレーシアの刑法420条により、10年以下の懲役、鞭打ちと罰金が課せられる。

去る1月28日、ジョホール州警察は、Accerx で運用されていた投資案件で12件の被害届けを受領、被害総額は 51万RM(1千6百万円)。

パハン州警察の報告では、引退した元銀行員が Accerx の投資案件で45万RMを騙し取られている。

実在する Accerx

ネット上で Accerx を調べると、Facebookに同名の広告アカウントが実在していました。言語がマレー語なので、日本人には理解できない内容ではありますが、これの日本語版、あるいは翻訳版が出回ると日本の一般人が騙されるかもしれません。

Facebookで見れるAccerx -Malaysisaの広告 フォロワーは 9,400人も居ます。

参考  ミュール口座

筆 者
筆 者

日本では、馴染みのない言葉です。これまでの詐欺事件に必ず登場しています。いったい何のことでしょうか?

調べてみました。

「ミュール」は動物の「らば」を意味する、「何も知らない作業用の動物」といった意味。

ミュール口座は、従来より、犯罪に無関係な第三者が持っている銀行口座を使って、詐欺などの被害者が入金してきた金額を(不正な金とは知らずに)詐欺犯の口座に転送するための口座。

ミュール口座の名義人は、預金額の転送時にアルバイト代として少額の手数料を口座に残し、ほぼ全ての入金額は詐欺犯の口座に振り込まれる。

一連の入出金により、詐欺行為と資金洗浄(マネーロンダリング)の両方を解決する手口である。

出典:日本語版 wikipedia 「マネーミュール」より

今回の犯行でのミュール口座は、あらかじめ詐欺であることを知っている人物が、被害者の預金額の転送を受ける時点で、口座の運用を専門に担当していたと思われます。

私見 「暗号資産」の本質

筆者は、数年前に米国の Blockchain Council の通信教育講座(有料)を受講して、2021年にCertified Blockchain Expert (CBE)  の認証を受領しました。

この講座で学んだ知識を総合すると以下の通りです。

  • 暗号資産運用の仲介業やネット上のプラットフォームは一切推奨できない
  • Blockchainを個人的に運用できる知見がある人だけが取引すれば有効
  • Blockchainを個人のPCで運用する場合、1テラバイト以上の容量を装備した高性能PCが不可欠
  • もとよりblockchainの運用目的は「支払いを含む取引の合理化」であり、「資産運用」ではない

つまり、「あなたの資産を暗号通貨を使って資産運用しませんか」という投資商品自体が「欺瞞」であり「詐欺」に他なりません。

Blockchainを本質的に運用できるのは、個人の知見だけでなく、「利用するユーザー全員」が blockchain の仕組みを熟知していて、運用ルールを守ることを合意しているコミュニティ(有識者が作る取引のエコシステム)が確立していなければなりません。

Blockchain 上の暗号資産の取引のために、仲介業者やネット上のプラットフォームを使うということは、今日、私たちが「現金」を「銀行」というプラットフォームを使って運用しているのと何も変わりません。いや、むしろ「どこの誰かわからない」組織に銀行と同じ資金管理を任せているという意味では、「銀行以下」です。

写真は全て envato elements のイメージ素材です。記事の内容とは関係はありません。 (all rights reserved)

「銀行取引」を排除することを理想としたサトシナカモトの夢は、ごく少数のエコシステムを例外として、まだまだ実現していません。

筆者の理解では、エストニアの blockchain 運用もスイスあたりの取り組みも、まだまだ blockchain のエコシステムと言える環境ではないです。

取引上の信用度が非常に高い日本国内では、blockchain の運用価値は非常に低いと言えます。筆者も、現在は blockchain 関連の暗号資産や取引について関与することはしていません。

AIと量子コンピュータの時代になれば、少しは「サトシナカモトの夢」に近づいた社会になるかも知れません。

最後まで参照いただき、ありがとうございます。

こちらの詐欺にもご注意ください。

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