この記事は、本編【MM2H体験】の関連投稿です。
Malaysia My Second Home (MM2H) Program について初めて耳にしたのは
日本人クラブの施設内でJMマイセカンドホームコンサルタンシー(JMM2HC)が活動を始められた2006年頃です。
「世界中歩き回った商社マンが定年退職して老後のロングステイ先に選ぶ」
のがマレーシアだという紹介文を読んだ記憶が在ります。
この年(2006年)は筆者が日本の企業に職場復帰した年です。
VISA関連では頼りにしていた華人商人の会社から離脱していたのですが、筆者家族はまだまだ馬国滞在を続ける決意だったので、
家族の滞在許可をどうすべきか悩んでいました。
その頃、JMM2HCの代表の方が来日して大きな会場でセカンド・ホームの説明会を開催していました。
MM2Hとロングステイ
筆者の場合、長男については就学中のインターナショナルスクールがStudent Pass(学生用のVISA)の発給をサポートしてくれていました。
家内は長男と同居で、馬国滞在を希望していましたが、当時は母子留学のVISAというのは在りません。
このタイミングでMM2HのアレンジをJMM2HCさんが開始されていたので、2010年に申請を決意しました。
資金面でハードルが高かったので「決意」が必要だったのですが、それでも2023年8月現在と比べると遥かに身近な条件でした。
要件 | 2021年8月改訂 | 2020年まで | 2010年当時 |
定期預金額 | 100万RM(3000万円) | 30万RM (900万円) | 15万RM(450万円) |
流動資産額 | 150万RM(4500万円) | 50万RM(1500万円) | 30万RM(900万円) |
国外収入額 | 40000RM(月120万円) | 10000RM(月30万円) | 給与証明 |
定期預金額は馬国内で契約するFixed Deposit の預金額。
流動資産額については2006年当時は30万RM相当の銀行預金の預金証明を提出。
国外の収入については、単に給与証明を出すだけだったと思いますが、条件としては2020年
までの条件と同じ(1万RM)だったと思います。あまり、心配要らなかった。
上記以外には、職務経歴、無犯罪証明、健康に関する申告、結婚証明、健康保険の提出
馬国での滞在制限については、現在年間90日ですが、2006年~2010年の時期は明確な
ルールは無かったと記憶しています。
申請費用について、当時と2023年の比較をすると次のとおりです。(本人と配偶者のみ)
対価 | 2023年8月 | 2010年当時 |
申請費用 | 7,500RM(2名) | 900RM(2名) |
VISA代金 | 500RM x 2 | 500RM x 2 |
合計 | 8,500RM | 1,900RM |
申請費用:現在は本人分が5000RM、配偶者は2500RM
2010年当時は1件900RMでした。
申請準備
準備は全て日本で行いました。馬国には家族が在住でしたが、申請までは既存の dependent pass(既にご紹介した華人商人の会社に就業した期間の残り)と90日の visit visa で繋いでいました。
家内の滞在許可の申請が、いよいよ「待った無し」になったのが2010年だったのです。
■約900万円の預金証明は知人と両親からの借入金により何とか実現
(借入金は予定どおり返金できました)
■約450万円のFixed Deposit の準備は、手持ちの預貯金で準備
(馬国内で、家族が倹約して貯金してくれていたのです)
■日本での所得の証明は、復職した企業から入手
■無犯罪証明は所轄の警察署(開封厳禁の書類の発給を受けました)
本日はここまで。もう少し詳しい手順は別途投稿してあります。こちらです。