この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
本日は、政府声明に関連してサバ州のMM2Hについての情報です。ただし、具体的な変化が判明するのは早くても1週間後になります。
サバ州が独自に運用を開始しているMM2Hと、連邦政府の西側MM2Hの比較は既にご紹介済みです。
非常に質の高い c n a の記事に掲載された比較テーブルの通り、サバ州の MM2H は、独自のものといっても、その内容はほぼ連邦政府側のシルバークラスのMM2H と同等です。
申請者の本国での月収証明が必要なさば州MM2Hは、この点で連邦側より厳しい条件(連邦側の本国収入証明は撤廃)となっていますが、州内への滞在期間は年間30日で良いことになっており、連邦の90日ルールより自由度が高い。
最も注目されるのは、サバ州版のMM2Hの利用者が、西マレーシアに移動することが許可制になったことです。サバ州での年間滞在義務を30日とした上で、西マレーシアへ行くのに許可が必要という一見して不可解な条件で、この条件の発行元であるサバ州の劉靜芝大臣も、詳細の説明は避けてきました。許可が出ないという事例もありうるのでしょうか?
来週1週間の間に、この条件がどのように変化するか、注目して見ています。
サラワク州のMM2Hについては、既に連邦政府が承認済みであり、西側への移動については許可制ではないので、サバ州との足並みが揃っていません。ただし、サラワク州の条件が強化される可能性の情報もありますから、この辺りは楽観視できないというのが最新の評価です。
連邦政府:サバ州版MM2Hに言及
Sabah told to adjust MM2H programme to follow new federal framework
FMT Reporters 19 Jul 2024, 09:47 AM
サバ州のMM2Hプログラムは、連邦政府が発表した新しい枠組みに従って調整される必要がある。観光・芸術・文化省の張慶信大臣 (minister Tiong King Sing) が述べた。
張大臣は本日の声明で、同省はサバ州のMM2H規則について最終確認・署名した後、全ての権限をサバ州政府に委譲する予定であり、一連の手続きは来週以内に終了する見通しだとした。
曰く、「昨日、サバ州の観光・文化・環境省の劉靜芝大臣 (Sabah’s tourism, culture and environment minister Christina Liew) と特別会議を開き、サバ州版MM2Hプログラムについて話し合った。
会議は、連邦政府とサバ州政府の双方にとって win win の運用環境を確保するため、さまざまな条件と規則を検討し解決策を見つけるためのものだ。」
張大臣は、サバ州が全国的な代理店ライセンスの終了に伴い、当初6月1日に開始予定だったMM2Hプログラムを一時停止したことにも触れた上で、サバ州が7月1日に申請受付を開始したサバ州版MM2Hプログラムは連邦政府の承認を受けていないとしていた。
つまり、連邦政府の担当省と相談せずに一方的に条件を設定したとの認識であった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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