この記事のとおり新条件が発表されました。こちらを参照下さい。
以下の文章は12月4日時点のものです。(古いです)
待ちに待ったMM2Hの条件緩和が実現しそうです。
この投稿は、本編「MM2H体験」の関連記事です。
2023年12月4日の全国紙 The Star オンラインの主要記事にMM2Hに関する報道がありました。
詳細は未発表ながら、今月中にマレーシアMM2Hの新条件が発表されるようです。
新聞記事のタイトルも”MM2H to see positive changes” というわけで、馬国のロングステイは、もうダメかと思いかけてましたが、起死回生になりそうです。 もっとも核心である記事の前半部分をお知らせします。
MM2Hの申請条件は間もなく発表
マレーシア、My Second Homeプログラムを改正し、申請条件を緩和へ!
マレーシア政府は、人気移住プログラム「Malaysia My Second Home (MM2H)」の改正案を発表する予定だ。Datuk Seri Tiong King Sing観光芸術文化大臣は、「全体の見直しを経て、12月中旬に発表する」と発言。
大臣によれば、既存の厳格な申請条件について大幅な変更が行われた。「詳細の詰めはまだだが、変更は前向きなものとなり、MM2Hの基準は大幅に調整される予定」とThe Star紙に語った。
去る10月アンワル首相は予算案の中で、MM2Hプログラムの厳しい条件を緩和し、観光業と外国投資を促進するという政府の取り組みを発表していた。
Tiong King Sing大臣は、国民に対し、マレーシアの観光振興に協力するよう呼びかけた。同大臣は以前、10月15日に観光省が内務省からMM2Hプログラムのマーケティングを引き継ぐとも話していた。
申請代理店の管理も刷新
観光省は、MM2Hプログラムに関与するすべてのエージェント(申請代理業社)を見直し、再登録を義務付ける予定だ。「既存のMM2Hコンサルタント・エージェントは自動的に認められない。彼らの経歴は徹底的に調査され、不適切なエージェントは排除される」(Tiong King Sing大臣)
また、透明性と公平性を確保するため、定額のコンサルタント料を導入するよう指示している。観光省は、来年のMM2H申請と承認を1万件から1万5千件程度に増やし、約112億5千万リンギットの収入を見込んでいる。
コンサル協会からも陳情が出ていた
この記事の続きです。現在の条件の理不尽な内容と、コンサル協会からの苦情を報じています。
マレーシア政府は今年10月、新型コロナウイルスの影響で一時停止していた人気移住プログラム「Malaysia My Second Home (MM2H)」を再開し、条件緩和に踏み切った。これを受け、多くの関係者から問い合わせが殺到しているという。
再開当初は、年間最低90日の滞在、月額4万RM(約118万円)以上の海外収入(従来の1万RMから大幅増)、最低100万RM(約2900万円)の定期預金 (Fixed Deposit) という厳しい条件が課されていた。
資産購入や医療費、子どもの教育費などに限り、預金から最大50%を引き出すことは許されるものの、ジョホール州のスルタンをはじめ関係者からは「あまりにも厳しすぎる」との声が相次いでいた。
MM2Hコンサルタント協会会長アンソニー・リュー氏は、アンワル首相の発表後、MM2Hに関する問い合わせが急増していると明かした。「中国、シンガポール、イギリス、日本、韓国からの関心が特に強い」と述べている。
現在求められている最低90日の滞在条件について、リュー氏は、本国にまだ仕事を持つ参加者にとっては休暇取得が難しくなる可能性があると指摘。MM2Hは当初、リタイアメント層を対象としていたことを強調し、「政府が90日滞在と月4万RMの収入基準を下げてくれることを期待している」と語った。
さらに、固定預金と月収の金額も妥当なレベルに調整されるべきだと付け加えた。
政府による条件緩和は、観光業や外国投資の促進、さらなる経済成長につなげることが期待されている。今後は、申請件数の増加やプログラムの改善が注目される。
以上 The Star 2023.12.04 朝の主要記事から直訳
本日も参照いただき、ありがとうございます。
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