この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。「おすすめ」のまとめ記事はこちらです。
25年以上前、始めて家族と馬国に移動してきた頃、企業の加護のもと、日本食や有名な馬国料理を食べ歩いていた筆者家族は、経済飯(Economy Rice) という食事には縁がありませんでした。
それでも、町をあるいていると定食屋らしき場所でスチール製のケースで何かがごちゃごちゃと並べてあるのをみて、少なからず嫌悪感さえ持っていました。
「あんなものよく食べるな・・・」というのが最初の印象です。つまり、「見た目」が悪い。これがEconomy Rice (経済飯)の困った一面なのです。
ロングステイが終わる頃には、「早い・安い・美味い」を具現化したこの簡易アラカルト定食には脱帽です。リンギット硬貨が重く感じた自営業時代は「ありがたい経済飯」という感覚がありました。
最近は、economy rice という呼び方よりも Mixed Rice という呼び方が一般化してきているようですね。KLの街中を歩くと、そういう表示が増えてたのを感じます。
エコノミーライス(経済飯)とは
エコノミー・ライス(Economy Rice)または「経済飯」とは、マレーシアとシンガポールの屋台センターや路上販売店、フードコートでよく見られる、ご飯を添えたさまざまな料理を提供するもので、いわばセミ・アラカルトの定食屋といったところです。
この手のレストランや屋台には、肉、野菜、卵、豆腐料理など、10〜15個の調理済み料理のケースが横並びに設置されています。利用者は、これらの料理を自由に組み合わせて、蒸した白飯と一緒にプレートに(自分で)取ります。白飯だけの茶碗は使いません。
さまざまな料理を少しずつ味わえることができるので、一人旅の食事にも最適です。その日の仕入れや店主の好みによって、料理の内容は店それぞれです。
一般的な料理は、酢豚、角煮、蒸し卵、中華の野菜炒め、目玉焼き、数種の揚げ物などで、ほとんどは、中国料理にルーツを持っています。肉のカレー、魚のカレーも有りますが、個人的には、このカレー料理があることで経済飯の屋台の外観を悪くしていると思えてなりません。
経済飯1食のお値段(白飯+肉料理1種+野菜1種+飲み物1つ)はパンデミック以前はRM5(150円)でしたが、現在は白米の急激な値上がりも影響して、一皿RM8(240円)~RM10(300円)に値上がりしました。
経済飯の起源
主に中華料理と考えられており、マレー料理やインドネシア料理のナシ・パダンやナシ・チャンプル(ミックスライス)とほぼ同じ概念です。
マレーシアの華人は、経済飯を「家庭料理」と呼びます。なぜなら、家で食べられるものと似ていて、米が食事のベースであり、調理済み料理が添えられているからです。したがって、この料理には特定の起源はなく、調理される地域によって料理や食材が融合されています。
屋台は、一般の利用客は短時間で安く外食をとることができるように考案されました。つまり、経済飯は、ホッカーズのような屋台センターで最も安い食事オプション(即ち「エコノミー・ライス」)。特に、安価な料理(一般的には野菜や豆腐)を慎重に選択すればなおさらそうです。
うまく盛り付けて美味しく食べる
筆者が経済飯を食べる場合、料理の「盛り付け」には最大限のエネルギーを使います。もちろん、自分で盛り付けるシステムのお店にしか行きません。
基本的には白飯はプレートの中央がベストですが、とにかく崩れないようにうまく載せるのがコツです。
次に色合いとして、焼き魚と緑の野菜を対角にアレンジするのが良いです。この写真では、肉料理と野菜を上手く対角にしていますね。
やはり、白飯意外に3種類から4種類の具材(色)に止めるのがベストです。あまりいろんな色が混ざると食欲減退になります。 下のwikipedia に使われている写真の盛り付けは、あまり良いとは言えない例です。その下の5種類の盛り付けサンプルは好印象ですね。
馬国の「美味い物」
経済飯は「早い・安い・美味い」という意味で「おすすめ」ではありますが、筆者「一押し」の食事ではないです。
「お口直し」ではないですが、念のため筆者推奨の馬国ベストフード4選のブログ内リンクをリストします。まだ読まれていない方はご一読ください。
1. 何といっても一押しの ナシ・アヤン
2. こちらも「早い・安い・美味い」朝食系 ロティ・チャナイ
3. 「肥りやすい」が、月1回は食べたい クイティオ・ゴレン
4. 家族や仕事仲間といっしょに囲んで食べる 骨肉茶(バクテー)
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。