【マレーシア】外国人街 宅配ライダーは若者だけじゃなかった

馬国

Zakaria Abdul Wahabさんの紹介記事(下記邦訳)を読んで、少なからず心打たれました。

あらためてネットで調べてみると、日本の場合、65歳以上が高齢者の範囲だそうです。

ということは、このブログで200記事以上アップし終えた筆者も「高齢者」ということになりますが・・・

あまり、ピンと来ません。筆者は普段から、年齢を感じさせないように記事をアップしています。

しかし、70歳の人が毎日スクーターで日系人が住む地域を走り回っていると知って関心しました。

あらためて、グーグルマップを開いて Mont Kiara, Sri Hartamas, Bangsar の3地区をプロットして見て「驚愕」

左の3地域の道路事情が全部頭に入っているというのはすごい!

こんなに広い範囲を毎日走り回っているのか!

この記事には動画もアップされていて、Zakaria Abdul Wahab氏の肉声も聞けます。(URL付けてあります)

そっけないぐらいのシンプルな声。確かに老人の声だが、きびきびしていて辛抱強さを感じました。

毎日のように動画サイトで日本の年配インフルエンサーの談話やコメントを見聞きしますが、何か今一つ説得力に欠ける気がする。

むしろ、こういう地道な仕事をひたすら続けている人の話には惹きつけられます。

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70歳の宅配ライダー Free Malaysia Today 21 Feb 2024

出典:by Kumar Maganathan @ Free Malaysia Today Lifestyle – 21 Feb 2024, 9:00am

70-year-old Grab rider proves age is just a number

70歳のGRAB driver、Zakaria Abdul Wahab氏は、「年齢」は「ただの数字でしかない」ことを証明している。この老人の話が示すことは、決意と努力さえあれば、どんな障害も年齢に関係なく克服できるということのようだ。

Wahab氏はモントキアラ(Mont Kiara)、スリハタマス(Sri Hartamas)、バングサ(Bangsar) の迷路道を熟知している。曲がり角や死角、等々、全ては彼の記憶の中にある。WazeやGoogleマップは必要ない。70歳のベテランGrab driverには、デジタル・ナビは不要だ。人目につかないレストランやコンドミニアムの場所の特定に困ることはない。

写真は wikipedia “Bangssar” から

「22年間運転手をしていて、いつもボスを車で送っていた。契約が終わって、他に何ができるだろうかと考えていた。それでGrabにした。」

2021年8月、Wahab氏は新しいライドシェアリングの冒険に乗り出した。風を感じ、街明かりが夜空を照らし、温かい食事や忘れ物などを届ける満足感が彼を駆り立てた。

彼の1日は長い。クアラルンプールの暑い太陽の下で12時間働く。回転の良い日はRM100近く稼ぐ。雨天だけが彼の仕事を遅らせる。それでも休憩は軽食屋(ママック・ストア)で短時間。仲間のドライバーと笑談して過ごす。

「家に帰って休むことはしない。時間の無駄。そうする人もいるけど、自分はできない。家に帰ったら、また外に出るのが難しくなる事はわかってるよ」3人の父親は、少し猫背をしたまま言う。

Wahab氏の最大のモチベーションは家族。

チェラスに住み、高齢の配偶者と2人の息子を抱えるWahab氏にとって、家族の生活を支えることは自分自身の義務だ。

「Grab をやろうと思ったのは、毎日の生活費が必要だから・・・ 息子2人は一緒に住んでいて、彼らは仕事が無い。だから、頑張らないといけないし、働かないといけない。」

筆 者
筆 者

ご子息2名が仕事をしていない・・・というのは、おそらく何かの事情があるんだろうと思います。そのことを公表することは老人は頑なに断ったはずです。物乞いじゃないですから。

責任の重さは肩に感じているが、Wahab氏はひるまない。彼は不十分な政府支援(年金)と絶え間ない請求書の流れを口にしながら、静かに尊厳をもって苦労話をする。

それでも、彼の声は断固としたもので、「疲れていてもやるしかない。頑張らないといけない。時間は気にしない」と宣言する。

「政府が毎月RM2,000〜RM3,000くれれば、止めることができますよ!」

Wahab氏は仲間のドライバーとの友情、配達の合間にteh tarikを飲むというシンプルな喜び、仕事ぶりへの静かな満足感に幸せを見出す。

「心が幸せでないとね」と彼は目を輝かせて言う。「楽しむことが必要で、悲しくなっちゃダメ。それが本当に大事なんですよ。悲しくなると、いろんな病気になっちゃうからね。だから、楽しみなさい」

この哲学は彼の私生活を超えて広がる。Grab driverとして、彼は細部に拘ることに大きな誇りを持っている。荷物は慎重に固定、すべての住所はダブルチェック、すべての客は敬意を持って接する。

wikipedia “Mont Kiara” より・・・ 手前は Damansara 地区で、奥の高雄ビル群が Mont Kiara

「責任がある」と彼は強調した。「全てをきちんとやらなければいけない。これまでのところ、お客さんから苦情を受けたことはありません。」

この道を検討している若い人たちへの彼のアドバイスはシンプルで深い。「怠けるな。一生懸命働け」

彼は、「年齢は障害」という不文律を否定する。彼の話は、人間の無限の可能性の証。

引退は? それはまだまだ考えられない。「健康であれば」と彼は笑顔で宣言する。「これからも続けていきます。楽しいから毎日やりたいんです。」

If you wish to help Zakaria, contact him at 017-6811312.  Zakaria Abdul Wahab

参考 高齢者 日本語版ウイキペディアより

一般的に、一部の高齢者は経験を積み、様々な事に熟達しているとされる。加齢に伴う認知機能及び運動機能の衰えや、老衰に伴う記憶力の減退等といった理由により、定年後継続雇用を行わず第一線を退いた者も多いが、その豊富な経験と、その経験によって導き出される勘は、学習によって得られる知識や、練習によって習得する技能を超えた効率を発揮する高齢者もなかには存在する。これらを若者は学ぶべき点は学び、また後代に伝えるべき物とされる。

ウイキペディア「高齢者」

参考 GRABという事業体

Grabは当初タクシー配車アプリとしてスタートしたが、現在はライドシェア、フードデリバリー、食料品や荷物の配達、金融サービスなどへとサービスを拡大しいる。

ロゴはwikkipedia 上では purblic domain 扱いだっそうです。

Grabアプリは、位置情報共有システムを利用して、近くのユーザーにタクシーやハイヤーを割り当てることで、フードデリバリーサービス「GrabFood」、オンデマンドデリバリーサービス「GrabExpress」「GrabMart」「GrabAssistant」を提供している。

2017年4月4日、マレーシア政府は既存の交通法を改正し、規制の見直しにより運転手を「嫌がらせ」から保護する内容を盛り込んだ。この改正により、GrabとUberの車両は公共サービス車両に分類され、国の公共交通機関サービス変革の一環として、両サービスの合法化が認知さた。改正案は2017年7月28日、マレーシア議会で可決ている。

Wikipedia “Grab (company)”

Grabを創業したのは、Harbard Business School 卒のマレーシア人 Anthony Tan という人物だそうです。

最後まで参照いただき、誠にありがとうございます。

Grab など、e-hailing の仕事についての記事はこちら

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