【MM2H体験】おすすめ情報(75)Pedestrian Walkway

MM2H

この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。「おすすめ」のまとめ記事はこちらです。

かつてKLのショッピング街といえば問答無用でBukit Bintangでしたが、KLCC Twin Tower の Suria KLCCという大きなモールが開業してからは、旅行客やKLのセカンド・ホーマー(MM2H利用者)はショッピング街の選択に迷うようになりました。これが2010年前後のお話です。

自家用車があれば、どうということはないですが、KLCCに近い家族の皆さんは、Bukit Bintangに行くのは不便に感じるわけです。車のない旅行者の皆さんはKLCCとBukit Bintang は別々の日に探訪するか、どちらかを切り捨てるという選択になっていたかもしれません。

2012年に、馬国のエネルギー会社であるペトロナスが奮発してKLCCからBukit Bintangまでストーンと歩いて移動できる冷房完備のウオークウェイ(歩行者専用通路)を作ってくれました。これはKL訪問者にとっては革命的とも言える出来事です。

2012年に開通した Walkway のコンベンション・センター側の出発点(この記事ではA地点としています)

それからというもの、KL在住組も旅行者も、午前中にKLCCのSuriaをお見て回って、昼食を取ったら20分程度の散歩気分でBukit Bintang のパビリオン方面に移動できるようになったのです。混雑する車道を上から眺めながら地上5メートルの空中通路で楽々と移動です。そして午後はパビリオン、ユニクロ、Lot 10、なんならJalan Alor まで見て回れます。この工程に自家用車、スクーター、Glab はおろか、タクシーもバスにも、モノレールにも乗らず、ただ歩くだけでOKです。

日が暮れて暗くなってきても、パビリオンから Pedestrian Walklay を利用すれば、KL市がCCTVカメラで監視する冷房付きで明るい通路を歩いてKLCCまで帰って来れるのです。

通路の内部は夜中でも明るい。天井にエアコンが見える。内部の様子はKL市がCCTVカメラで監視している。

距離は1キロ程度で、あまり目立ちませんんが、この通路を知っていると知らないのとではKL観光が全く違ってきますので、ぜひチェックしておいて下さい。利用は全て無料です。パスポートの提示等のセキュリティーチェックもありません。

黒い矢印の先に赤線で示したのが、地上5メートルの空中通路。Pedestrain Walkway

今のところ、Wikipediaにはこの通路の解説はありません。

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通路の名称とルートマップ

今回ご紹介の施設(エアコン付き歩廊)については、まだ wikipedia にも掲載されていないために、各種トラベルガイドで名称に若干のばらつきがあります。以下の5種のオンライン・ガイドを見ると、どうやら”Pedesstrian Walkway” が最も一般的なようです。

  • tripadvisor.com : KLCC Bukit Bintang Pedestrian Walkway
  • Trip.com :KLCC – Bukit Bintang Pedestrian Walkway
  • malaysialife.org :Bukit Bintang Walkway
  • Economy Traveler : KLCC Bukit Bintang Elevated Walkway
  • agoda.com : KLCC Bukit Bintang Pedestrian Walkway

この地上5メートルの通路については気の利いたルートマップがネット上に存在しません。(2023年12月現在)そこで以下の通り、日本の「駅ねっと」風にアルファベットの出口ガイド付きのルートマップを紹介します。

Pedestrian Walkway の出発点はA地点、Walkway の終点はE地点です。そこからはPavilionに続く既存の通路に連結していて、F地点のパビリオンまで20分以内に到着です。

  • A KL Convention Center の水族館側出口を出てすぐの場所
  • B   メインルートから外れて Impiana KLCC Hotel に到達する出入り口
  • C   Wisma UOA IIで通路を降りる出口
  • D   メインルートから外れて Wisma Cosway 脇に降りる出入り口
  • E   地上5メールのまま、Bukit Bintang 方面への歩廊に連結する場所
  • F   Pavilion の一部を通り抜けてBukit Bintan街に繋がる地点
  • G あまり知られていない出口が2か所 商業目的と思われます
アイ・キャッチ画像:Pavilionから歩いてきてWalkwayのD地点を左に、E地点を右に見ている写真。中央の木の先にConvention Centerへの通路がつながっている。直進している既存の通路の終点はエレベーターで地上に降りれます。そのエレベーターの右にE地点が連結shしています。下の写真の通り。
こちらは真上から見た航空写真。左がD地点、右にE地点が切れて、Pavilion からの既存の通路と連結している。右上には客家レストランの表示が見える。
E地点をBukit Bintang 側から見た写真です。左手のエレベータで地上におります。右奥がWalk Wayの終点です。

 Aの出入り口からすぐの大通りが Japan Pinang ですAとBの中間から南に移動する道が Japan Perak の出口付近になります。CからDにかけて Jalan Perak 沿いに歩き、E地点で東西に流れる大通りのJalan Raja Chulan の5メートル上空に到達します。

Open Street Map というサイトに Walkway をマークアップした地図が掲載されていました。このマップでは全ての出口が分かります。ご参考まで。

Pedesstrain WalkWayの来歴

馬国のオンライン旅行ガイド “MALAYSIA LIFE” にとても詳しい記述がありました。このガイドの記事では”Bukit Bintang Walkway” という名称になっていますが、上記の通り Pedestrian Walkway が一般的なので、訳文も Pedestrian … としました。

Pedestrian Walkway は、クアラルンプールのBukit Bintang 地区にあるPavilion Shopping Mall、Impiana KLCC Hotel およびKL Convention Centerを結ぶ高架歩道です。Jalan Pinang、Jalan Perak、Jalan Raja Chulanを経由しており、いずれの道路からも歩道への出入口があります。

全長1,173メートル、完全冷房完備で、窓からは街並みを見渡すことができます。

2012年に、推定 1億RM (約30億円) の費用をかけて開通しています。建設資金は、半国営の石油会社 Petronas が同社のエネルギー事業や石油製品生産の利益の一部を馬国の優良プロジェクトに還元するプログラムとして拠出しました。

歩道橋が建設された理由は、主に2つあります。

まず、当時、Bukit Bintang とKL Convention Center の間にあるエリアは、観光客が貴重品を盗まれることで悪名高くなっていました。観光客は、買い物袋を抱えたり、高額の支払いを済ませた状態で、ホテルや公共交通機関に移動するためにこのエリアを歩いており、格好のスリの標的となっていました。歩道橋には警備員とCCTVが設置されており、DB KL(KL市)当局が犯罪防止に努めるようになっています。

2つ目の理由は、Bukit Bintang と KL Convention Center、そしてさらにSuria KLCC Shoppin Mall に繋がる区間を「車でなく徒歩で移動する」ことを人々に勧めるためでした。犯罪リスクだけでなく、市内の観光客にとって、歩行による移動は難儀なものでした。

クアラルンプールを訪れた人なら誰でも知っていると思いますが、クアラルンプールのほとんどの地域は歩行者には優しくありません。気候は暑く湿気があり、歩道は非常に狭く、主要道路を安全に横断できる場所もほとんどありません。

右がコンベンション・センター方面、左が Impiana KLCC Hotel 方面、手前が Bukit Bintan への道(地上5メートル)

Pedestrian Walkway はこれらの問題に対処しています。皮肉にもクアラルンプールが近代化していくにつれて、都市計画の専門家は「徒歩」が市内中心部を移動する最良の移動手段であることに気づき始めています。

バンコクにもサイアム・スクエア・エリアに同様のWalkwayがあり、今後東南アジア各国でこの手の設備が増設されることが予想されます。

出典 : MALAYSIA LIFE

参考 サイアム・スクエア(バンコク)

タイの名門チュラロンコーン大学が1965年から運営を開始。数店のショップからスタートしましたがみるみるうちに店舗数を増やし今ではバンコクの中心ともいえる繁華街となっている。

名門大学に隣接して敷地を構えていることもあり、開発当初から話題を集めていた。それほど広くはないが、ショップ同士が密集していて、学生や若い世代の人々が中心となって進化している。テナントも次々と変化し流行の移り変わりが一目でわかる。またBTSサイアム駅を挟んだ反対側にはバンコクを代表する有名なデパート街があり、旅客はサイアム地区全体を観光するスタイルが一般的。

MBKセンターからサイアム・スクエアに繋がるエアコン付きの陸橋歩道がある。

バンコクのMBKセンターから伸びるWalkway Photo by Wikipedia “MBK center”

MBKセンターは1985年8月開業のモール。携帯電話や電気製品、家具などを中心として約2500の店が入居。開業当時はアジア最大のショッピングモールであった。毎日平均で約10万5千人が訪れる。

最後まで参照いただき、ありがとうございます。

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