この記事は、本編【MM2H体験】の詳細記事です。「おすすめ」のまとめ記事はこちらです。
馬国にカジノがあるとは知らず、ずっと体験しないままでいましたが、あるとき、家族が「行こう」というので行ってみました。
最初に日帰りで遊びにいった日は、パスポートを持って行かなかったので、入口でストップ。筆者は典型的なブミプトラのマレー顔なので、マレー人と評価されたのです。
思い起こせば企業に入社し年の秋に営業部長と韓国のウオーカー・ヒルと呼ばれるカジノに立ち寄った時、やはり入り口で「おまえはマレーシア人だろう、入場できないよ」と言われて(何故か憤慨して)パスポートを提示したことを思い出していました。
最初にカジノに入っていくのは何か不安に思うものです。でも、まあ、言ってみれば高級なゲームセンターみたいなものです。深入りは禁物ですが、一度は行ってみても良いでしょう。そういう意味で「おすすめ」します。
来歴と概要
マレーシアのゲンティン・ハイランドに位置する馬国政府公認のカジノは、1960年代にマレーシアの実業家であるリム・ゴーク・トン(Lim Goh Tong)によって設立されました。初期はテーマパークとしてスタートし、1971年に世界で初めてランド・カジノとして開業されました。この施設はゲンティン・カジノ・リゾートとして知られ、マレーシア国内外から観光客を引き寄せました。
ゲンティン・カジノ・リゾートは、ブラックジャック、ルーレット、バカラなどの伝統的なカジノゲームを提供し、スロットマシンやポーカールームもあり、幅広いギャンブル体験を提供しています。
ゲンティンハイランド(Genting Highland、中国語「雲頂高原」)はクアラルンプールから約1時間、パハン州にある標高約1,700mの高原リゾート。
カジノ以外にもショッピングモール、ホテル、レストラン、ショー、ゴルフ場、テーマパークなど多彩な施設を備えており、一家族や友人グループで楽しむのに最適な場所となっています。
海抜1,700メートルの山岳地帯の景色とカジノのエキサイトメントを組み合わせ、MM2Hの利用家族のみならず、日本からの馬国旅行のオプションとして訪れる価値がある場所と言えます。
カジノ利用上で知っておくべきこと
特に難しいことはありませんが、予備知識として
- 自家用車で行かない場合はバスなどの運行スケジュールをきっちり調べること
- パスポートは持参すること
- 短パン、Tシャツ、サンダルでの入場は無理
- 各種ゲームの予備知識は知っておくべき
の3点です。
運転に慣れた皆さんは自家用車で日帰り旅行も可能ですが、バスを利用するなら、詳しくしらべてから出かけましょう。
カジノへの入場には、21歳以上の年齢制限と身分証明書の提示が必要です。また、カジノ内では、喫煙、飲酒、携帯電話の使用、写真撮影、録音などが禁止されています。
営業時間は、午前9時から深夜2時までです。複数のホテル施設があり、宿泊要件は充分です。
冒頭で紹介したとおり、筆者のようにマレー人と思われる風貌の人物は入口で入校を断られる場合があります。パスポートがあれば問題ありません。
また、カジノはフォーマルな場所ですから、ラフな服装では入れません。
場内にはあらゆるギャンブルのゲームが数多く並んでいます。すぐに挑戦できるものも沢山ありますが、ブラックジャックやバカラのような店側のディーラとのゲームでは事前にルールを知らないと何もできません。事前にルールをよく調べた上で、最初は他の客が遊んでいるのを観てから参加すると良いでしょう。
筆者はギャンブルで人と接するのは苦手なので、ディーラとのゲームには参加していません。それでもスロットマシンなど、数多くのゲームを体験できます。
ギャンブルとして勝算はあるのか
筆者20年の馬国滞在を通しての情報ですが、このカジノで「大儲け」したという話はただの一度も聞いていません。
一方、ひどく負けたという話も日本人同士の会話では耳にしませんでした。馬国人が負けて大金を使ってしまったような話は少しは聞いたような記憶があります。
筆者自身の経験はというと、合計3回か4回のカジノ訪問で、なにがしかのプラスを取った経験は一度もなく、持参した現金で買えたチップは全部無くなっています。
基本的に、勝てないようになっているものと思われます。
その他詳しい情報については、こちらの issy さんのブログに完璧な日本文の説明がありますのでどうぞ。
知っておくべき不祥事や事件
ゲンティンハイランドのカジノは、世界最大級のカジノリゾートとして、多くの人々に愛されています。しかし、その一方で、過去にはさまざまな事件・事故・不祥事・トラブルが起こっています。詳細は開示しにくいので、「何があったか?」だけまとめてみました。
事件・事故
2007年 | カジノの利用客が、マネーロンダリングの容疑で逮捕 |
2010年 | カジノの従業員が、客から現金を盗む |
2012年 | 利用客が、不正行為の疑いで逮捕 |
2013年 | 利用客が、カジノ施設から飛び降りて死亡 |
2014年 | 従業員による、利用客への暴行 |
不祥事・トラブル
2015年 | 従業員が、客に不適切な行為 |
2016年 | 従業員が、客の個人情報を盗む |
2018年 | 従業員が、カジノの資金を横領 |
2019年 | 利用客が、カジノで詐欺に遭う |
これらの事件・事故・不祥事・トラブルは、ゲンティンハイランドのカジノが抱えるリスクを浮き彫りにしています。
事件・事故の背景
また、ゲンティンハイランドのカジノは、世界中から多くの観光客が訪れます。そのため、カジノは、マレーシアの観光産業において重要な役割を果たしています。
そして、レーシア政府は、カジノの収益から大きな税収を得ています。そのため、マレーシア政府は、カジノの規制を厳しくしにくいという背景があります。
MM2H利用者や日本からの旅行者がたちまち危険に晒されるということは無いですが、カジノで過剰にエキサイトしたり、深入りすることは避けるべきでしょう。
最後まで参照いただきありがとうございます。