アイキャッチ画像はイメージ素材です。 image photo by envato elements. all rights reserved.
高額の定期預金（Fixed Deposit）だけでなく、高額の不動産購入を必須条件とする MM2H は、今や富裕層対象の「お金持ち」接待制度に変貌してしまっていますが、
その代わりとして新たに注目を浴びているのが「デジタル・ノマド」VISAのようです。
デジタルだというのでコンピュータ工学だとか、プログラマーだけのVISAかというと、必ずしもそうではなく、若手から中堅のブロガーだとか、ウェブデザイナーといった職種も対象になっているようですから、日本の利用者も増えている分けです。
気になるのは滞在許可期間ですが、当初は12か月の設定でも、延長していくことで、最大2年まで延長できるようです。
世界情勢が不安定な昨今、2年以上のVISAをとっても、果たして外国に滞在し続けることが得策かどうかわかりません。その意味では、２年というのはお手頃な期間なようです。
MM2H経験者としてコメント致します。２年の滞在期間というのは「あっという間」なので、さらに長期滞在を考える方は、その２年間に次の滞在方法を模索することをお忘れなく！
デジタルノマドビザとは
デジタルノマドビザ（DE Rantau Nomad Pass）は、フリーランサーやリモートワーカーに向けたマレーシアの長期滞在ビザです。MDEC（Malaysia Degital Economy Corporation）というマレーシアの政府機関が管轄しています。2022年10月1日から運用が開始されています。
出典： IKI LINKS https://ikilinks.com/malaysia-digital-nomad-visa/
こちらが政府機関のMDECのウェブサイトです。
重厚長大産業のビジネスではなく、デジタル化社会をサポートする仕事ですから、男女問わず、若手でも十分を需要家を得られるビジネスですね。
オンライン報道から
Saturday, 12 Oct 2024の The Star online の記事を要約しました。
マレーシア政府のデジタル遊牧民向けビザ「DE Rantau Nomad Pass」が好評を博し、2024年10月時点で約2,000件の申請が承認されています。2022年にスタートしたこのプログラムでは、これまでに3,938件の申請があり、そのうち1,924件が認められました。特にロシア、パキスタン、英国、日本、米国からの申請者が多いようです。
マレーシアデジタル経済公社（MDEC）のアリファ・シャフィルディン氏によれば、デジタル・ノマド（遊牧民）は観光・飲食・宿泊・交通といった様々な分野で経済効果をもたらすとともに、税収の増加やビジネス機会の創出、産業の多様化にも貢献しているとのことです。また、彼らの存在は文化交流や産業間のコラボレーションを促進しているとも述べています。
マレーシアで働くデジタル遊牧民は、現地の人々のフレンドリーさ、インターネット環境の充実、そして文化的多様性を理由にこの国を選んでいます。パキスタン出身のカリーム氏は、ITに適した環境とインターネットの利便性を評価しており、日本からの仮称「コスケイ」氏も、美しい景色や安全な生活環境、手頃な物価を理由に滞在を続けています。
また、コスケイ氏は週末の観光のしやすさや、より魅力的なコワーキングスペースの整備がマレーシアのさらなる魅力アップにつながると提案しています。
さらに、InsureMyTripの調査によると、クアラルンプールはデジタル・ノマドに適した世界の都市ランキングで5位に入っています。このランキングはWiFi速度や生活費、観光地の数などの要素を基に算出されています。
「DE Rantau Nomad Pass」は、最大12ヶ月間の滞在を可能にし、更新も可能で、プロフェッショナルな移動性と観光の促進を目指しています。
出典：The Star online “Nearly 2,000 digital nomad applicants approved”
本日も最後まで参照いただき、ありがとうございます。
