この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
昨日の「なりすまし詐欺」に続き、本日も馬国で被害が広がっている「投資詐欺」の実例をご紹介します。
この手の報道に熱心な The Star online の2024年２月5日の報道で、50代の男性がFacebookで見かけた広告に翻弄され
まったく存在しない投資価値に対して指定口座への入金を繰り返すという、まったくあり得ない失敗をして資金回収ができなくなったという事例がアップされました。
被害者はネット上の情報を参照しながら投資活動をしています。
つまり、架空の投資案件を広告に出した詐欺組織は、ウェブサイトの運用に詳しく、馬国の証券取引所の株価情報を、常時被害者に参照させるなどの手の込んだ詐欺行為を繰り返しているとのことです。
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ネット上の取引が、お手軽になった今、大金をポンと支払ってしまうことに抵抗が無くなってきている現代人がひっかかりやすい詐欺です。気をつけたいですね。
ネットを利用した投資詐欺の報道
マレーシア・トレガンヌ州で、全く実在しない投資詐欺に騙された被害者が、約68万8300RMをだまし取られていると、同州警察署長が発表しました。以下はその要約です。
- 被害者は50代の男性。昨年10月にFacebookで広告を見たのがきっかけ。
- 被害者はウェブサイトを通じて投資情報を受け取り、取引を行った。
- 被害者は詐欺犯の誘導でブルサ・マレーシア（証券取引所）の株価チャートを見ることができた
- 1月24日に満期を迎える際、200万リンギットの利益が得られるという約束だった
- 19回にわたって12の異なる口座に合計68万8300RMを投資した
結果として
- 満期を迎えて利益を引き出そうとすると、利益の1％（2万RM）の手数料を要求される
- 被害者がこれに対応すると、件のウェブサイトへのアクセスが遮断される
- 男性は警察署に被害届を提出
警察署長は、一般市民に対し、実在しない投資に注意を払い、高額な利益を謳う話に簡単にだまされないよう呼びかけています。
トレガンヌ州の商事取引犯罪捜査課の統計によると、1月28日から2月3日までの間に受理された被害報告は136件。前週の115件から21件増加したとのこと。
ソーシャル・メディアは投資詐欺に便利なツール
（2024年）2月14日の報道（The Star online）では、ソーシャル・メディアを利用した「宗教活動詐欺」まで発生しています。
こちらは、敬虔な回教徒をターゲットとした詐欺で、投資額の数十倍のリターンを約束する広告や、投資額の支払い後、3時間以内のリターンの支払いを約束するような悪質な詐欺が出回っているそうです。
このため、馬国警察当局はこれまで50回の家宅捜査を実行して119名の容疑者を逮捕したそうです。
この手の「宗教詐欺」のソーシャル・メディア上の広告には、政治家、宗教的偉人、有名人、有名起業家、インフルエンサーを登場させ、文面に宗教用語をちりばめて利用者を集めていて、昨年の被害総額は1千2百万RMだそうです。
この記事では詳しく扱いませんが、報道では、ソーシャルメ・ディアを使った回教徒の「巡礼」のための渡航のアレンジメントを装った詐欺が暗躍しており、この件の捜査令状は95件、逮捕者は20名に及んだそうです。
MM2H利用者が被害者になる可能性
MM2Hの Fixed Deposit は、ある意味で最も信頼できる投資契約だと言えます。何しろ、マレーシア政府が契約当事者なんですから、騙されようが無いです。
しかし、注意すべきは滞在開始後１年の時点で、預金額の半分を引き出して「再投資」する瞬間です。
政府側の条件では、住宅の購入を再投資の筆頭に挙げていますが、これが投資詐欺のターゲットになる可能性があります。
ソーシャル・メディアでなくとも、MM2H利用者をターゲットに、日本の投資家に最適の馬国の住宅投資を装って、投資額をだまし取るような詐欺集団が暗躍し始めるかも・・・
最後まで参照いただき、ありがとうございます。
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詐欺被害については、こちらも参照ください。
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