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この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。
ほんの2ヶ月前のことでした。2024年の3月22日にソーシャルネットワークで大炎上の「靴下事件」が起きて、国王陛下から苦言が発信され、警察当局を始め、過激派までが暗躍してマレーシアのネットと新聞紙上を騒がせたのはご承知の通り。このブログでも詳しく扱いました。こちらです
というわけで、国王からアンワル首相、政治政党の青年団長などが登場して、「とにかくムスリムを揶揄する行為はやめよう」と散々騒いだわけです。
このほかにも、国内の某靴女性シューズメーカーのブランドのロゴが、イスラムの神格の綴り(スペリング)に似ているというので同社の社長が大慌てで謝罪した経緯もありましたが、こちらは、あまりに騒ぎすぎなので、このブログでは紹介していません。
これだけ騒いで、靴下を販売してしまった会社の会長が書類送検されて、裁判にかけられている現在、しばらくは、イスラム蔑視のイタズラなどする輩(やから)はおるまい
と、思っていたら。
またまた、ピザのチェーン店のレシートに、とんでもない文章が印字されていたというのでSNSが炎上。そして、全国紙も、よせばいいのに、大きく報道してしています。
この話、日本で言えば、回転寿司チェーンの醤油瓶のふたを舐めて訴追された少年と同じ、あるいはそれ以上の罪に問われる事件です。
今度は何が起きたのか?
問題が起きたのは、ドミノ・ビザのレジのレシートです。このレシートは、オンラインショップで注文したピザの配達時にレジで発行される、ごく一般的な定型のプリント版のレシートなんですが、
このネット販売には、消費者が自分のメッセージをドミノ・ピザに発信できるようになっていたようです。
そこで、ピザを注文した消費者のひとり(今回のけんが刑事罰となれば容疑者です)が、こともあろうに、ムスレムをひどく侮辱するメッセージをパソコンかスマホからキーインしたものですから、それがレシートにバッチリ印字されて、SNSに流れ、ピザ屋の店員からは警察に通報されたというもの。
筆者が最初に見たオンライン記事では、レシートに印字された問題の文章はモザイク処理されていたので、何が問題なのかさっぱりわからず、このブログで読者が参考になるような記事にはなりませんでした。
本日になって、malay mail さんが勇気を出してくれて、レシートの印字内容を写真で公開したのです。少しピンボケですが、これがその写真。
さて、筆者はこれをあえて日本語に直すことはしません。最後のひとことがなければ、まあ日本を含む先進国のモラルの低いSNSではよくあるようなラクガキではあります。一見して、日本の地下道や公衆トイレに殴り書きされた「イタズラ書き」の類です。文法もなっていないし何が言いたいのか曖昧な印象もあります。
ですが、やはり最後の「バカなイスラム」のひとことは、これはダメでしょう。
これは、3月に中国から輸入された白い靴下にプリントされていたイスラムの神を表すあの英文の綴りより、さらに一段と侮蔑的と言えます。
今後の成り行きを考えると
事態を重く見た馬国警察は既に捜査を開始しています。下に引用した記事にある通り、既に8件の通報が届いていますから、イタズラ書きを発信した容疑者はすぐに判明するでしょう。
問題はその後です。
靴下事件と同様、宗教系の不敬罪が適用されるので、罰金か禁固刑、あるいは両方という結果になるでしょうが、どういう人物が容疑者として上がってくるのか、
マレーシア国民は相当厳しい目で見ることになりますから、司法で裁かれるということのインパクトよりも、世間から厳しく糾弾されるであろう、その後の人生に大きく影響するのではないでしょうか?
若干心配なのは、犯人が未成年者である可能性です。
これは、ありうることではありますが、もし未成年者のイタズラだとすると。日本で起きた回転寿司に経営的ダメージを与えた少年のように、指名は好評されないが、社会的には相当厳しく追求されること間違いなしです。
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報道されたドミノ・ピザのレシート問題
Domino’s receipt containing words insulting Islam: Eight give statements, say police
Friday, 17 May 2024 11:17 PM MYT malay mail
昨日、ペナンのケナリ・アベニュー(Kenari Avenue)にあるピザレストランが発行したとされる、イスラム教に対する侮辱的なメッセージがプリントされたレシートの写真が、ソーシャルメディアで炎上。このメッセージは、オンライン注文時に(消費者の手により)備考欄にキーインされたものと言われている。
警察は、このピザ・レストランが発行したとされる、イスラム教に対する侮辱的なフレーズが含まれたレシートの事件について捜査し、これまでに8名の証言を記録した。
バラト・ダヤ地区(Barat Daya District)の、カマルル・リザル・ジェナル警察署長(chief Supt Kamarul Rizal Jenal)によると、そのうちの2名はファーストフードチェーンの従業員。
「現在、注文備考欄に侮辱的な言葉を書いた人物を追跡するなど、包括的な調査を行っている」
警察署長によれば、この事件はマレーシア刑法第298条および軽犯罪法第14条に基づいて調査されています。
昨日、ここペナンのケナリ・アベニュー(Kenari Avenue)にあるピザレストランが発行したとされる、レシートの写真が、ソーシャルメディアで急速に拡散。この言葉は、オンライン注文時に備考欄に書かれたものとされている。
最後まで参照いただき、ありがとうございます。
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