この記事は、本編【MM2H体験】の関連記事です。「おすすめ」のまとめ記事はこちらです。
日本の「焼き鳥」に慣れ親しんだ筆者は、アジアの食文化の「サテー」を始めて口にした時、ある種の「壁」を感じました。
その理由はおそらく2つあると思います。
まず、「何で冷たいの?」そして、「何で甘いの?」です。
出来たてのアツアツの焼き鳥に七味を振って食べる食文化が染みついた日本人にとって、サテーは真逆の食文化。
ところが・・・
20年馬国に住んで何度もサテーを食べてきた個人としては
正直なところ、クアラルンプール(KL)の汚い仮設小屋で食べるサテーは焼き鳥に充分匹敵する「おいしい」食べ物となっています。
カテゴリ | レストラン・屋台 |
コスト | 安い(1本 RM1) |
名称 | サテー(Satay) |
補足情報 | おすすめ機内食 (MAS) |
別途、おすすめ80選から落とさせていただいたナシ・ゴレン(焼きめし)やミー・ゴレン(焼きそば)よりは、数段上の「おすすめ」です。
月に1度は家族で「夕食はサテー屋さん」
KLに家族で住んでいた頃、筆者も家内も長男もそれぞれ個人的な悩みやフラストレーションを持ちながら暮らしていましたから、
食べたものの味も忘れてしまいがちです。
近隣の仮設小屋のサテーの店で食べる夕食は、月に一度のルーティーンになっていて、
3人で車でコンドミニアムを出て10分程度 Jalan Tun Razak を北上、側道に出て、マレーシア人がひしめきあっている仮設小屋のサテー屋に入っていきました。
日本人は、いつも私たち家族だけですが、お店も私たちも、もう慣れてしまっていてお互いに違和感はなくなっていました。
女性の店番がオーダーを取りに来て、家内と長男があれこれと注文する(といっても何本にするか程度の会話と、飲み物)
その店は、知り合いのマレー人に教えてもらった場所ですが、月に一度は行かないと気が済まない「美味い」食事だったわけです。
何故なのか自問自答しますと・・・
・ 鶏肉だけではないので、そのぶん贅沢な味わい
・ 焼き加減とピーナツソースのあわせ方に微妙なバランスがある
・ 添えてある野菜(特にタマネギ)との相性が良い
どこで食べても「美味しい」と言うわけにはいかないので、カテゴリーとしては「サテー専門店」になります。
機内食としての Satay(MAS)
Malaysia Airline を利用する機会は沢山ありました。
企業に在籍していたころは、客先から頼まれてできるだけJALでなくMASを利用して渡航していたものです。
華人商人の仕事を手伝った時期も何度もMASを利用しましたし、企業も華人社長もビジネスクラスの利用を許してくれていました。
MASの機内食は、まず写真のサテーが出てきます。これは食前のアピタイザーといった位置づけですが、なぜか印象深いです。
サテーはシンガポールでもインドネシアでも食べられますが、アジアの人の中にはマレーシアのサテーが一番美味いという人が居ます。(マレーシアのサテーは値段は半分、味は2倍と言われます)
写真では、タマネギの代わりにキュウリが添えられていますが、筆者の場合、タマネギを多めにくださいとおFAにお願いする場合が多いです。
タマネギのないサテーはサテーではないので・・・
日本で自分で調理するには?
サテーは、家庭でも簡単に作ることができます。鶏肉や牛肉を串に刺して、ターメリックやココナッツミルクなどの調味料で味付けし、焼くだけです。
以下に、サテーの作り方のレシピをご紹介します。
材料(4人分)
- 鶏もも肉(ブロック) 500g
- ターメリックパウダー 小さじ1
- ココナッツミルク 100ml
- 砂糖 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- オイスターソース 大さじ2
- ナンプラー 大さじ1
- ごま油 大さじ1
- 串 適量
作り方
- 鶏もも肉は食べやすい大きさに切る。
- ボウルに鶏もも肉、ターメリックパウダー、ココナッツミルク、砂糖、塩、オイスターソース、ナンプラー、ごま油を入れてよく混ぜ合わせる。
- 串に鶏肉を刺し、200℃に予熱したオーブンで15分ほど焼く。
ピーナッツソースやナンプラーなどをつけて、お召し上がりください。
補足情報
Wikipediaより
鶏肉が使用される「サテ・アヤム(sate ayam)」の他に、牛肉を使った「サテ・サピ(sate sapi)」、山羊肉を使った「サテ・カンビン(sate kambing)」など他の肉でも作られる。日本の焼き鳥より小ぶりの場合が多い。
Wikipedia
発祥はインドネシアのジャワ島で、アラビアからの移民の料理を改良した料理と言われる。
シンガポール航空やマレーシア航空のビジネスクラスやファーストクラスに搭乗すると通常の食事と別に出されることがある。
Wikipedia
またジェットスター・アジア航空などでも、有料の機内食メニューとして注文することができる。
筆者の場合、2~3日のマレーシア出張なら、必ずナシ・アヤン(チキンライス)、1週間滞在するようなチャンスがあれば、ナシ・アヤン以外にサテーも食べに行きます。
ただし、一般のレストランのサテーでなく、サテー専門店に行くことがポイントです。
本日はここまでです、最後まで参照いただき、ありがとうございました。