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マレーシアの資産家番付が、米国のフォーブスの調査結果として公開されました。
筆者が思うに、こう言った公開情報に出ている人物以外にも「資産家」は存在するとは思いますが、
表に出てこれない資産家の話をしても「明日の話題」にはなりませんから、本日ののところは、欧米と日本の資産家との比較も含めて、さらっと紹介しておきます。
結論として、(資料をみてわかったのですが)馬国の資産家はフォーブスのTop100には入っておらず、米国や日本の大物実業家に比べると、ある程度スケールが小さいと言えます。
馬国在住でも普段は気にしない人物の情報もあるので、よければご一読ください。
馬国 No.1 の富豪は Robert Kuok氏
4月3日付けの The Star オンライン報道によれば、馬国の富豪第1位は Rober Kuok さん (Robert Kuok Hock Nien, 1923年生まれ)で
フォーブスの2024年の富豪番付で資産114億ドルを記録(176位)。
本日の円ドルの為替レートは脅威の ¥151.7/$ ですから約1兆7000億円です。
しかし、この方は既に100歳を超えるご長寿なので、この資産額をどのように考えておられるのか不明。
別途経歴を調べて文末におきましたが、驚くべき経歴です。全部網羅した記事を書くとこの記事の3倍の文章量が必要です。
フォーブスの発表(The Star の報道)によれば、Robert Kuok氏に続くマレーシアの巨大資産家は、
順位 | 氏名 | 資産額($) | 円評価(億) | 企業・グループ名 |
287 | Tan Sri Quek Leng Chan | 8.8B | 1兆3,200 | Hong Leong Group |
624 | Tan Sri Ananda Krishnan | 4.9B | 7,350 | Maxis, etc. |
871 | Tan Sri Koon Poh Keong | 3.7B | 5,550 | Press Metal Aluminium |
– | Datuk Lee Yeow Chor | 3.1B | 4,650 | IOI Group |
– | Lee Yeow Seng | 2.3B | 3,450 | IOI Group |
– | Tan Sri Lim Kok Thay | 2.3B | 3,450 | Genting Group |
– | Kie Chie Wong | 2.2B | 3,300 | Fortescue Metals Group |
– | Tan Sri Jeffrey Cheah | 2.0B | 3,000 | Sunway Group |
日本のNo.1 の富豪は?
では、日本の富豪番付はフォーブスではどのように発表されているのでしょうか?
納税者番付では円、動画サイトで有名な「斉藤ひとり」さんが1位だそうですが
フォーブスの番付サイトに直接アクセスして調べてみました。
200位までのリストから
順位 | 氏名 | 資産額($) | 円評価 | 企業・グループ |
29 | 柳井 正 | 42.8B | 6兆4,200億 | ファーストリテイリング(ユニクロ) |
51 | 孫 正義 | 32.7B | 4兆9,050億 | 投資家、ソフトバンク代 |
87 | 滝崎武光 | 23.1B | 3兆4,650億 | キーエンス創業者 |
ー | 以下200位まで日本人氏名ば無し |
以上の3名の資産額の合計は、2024年の馬国の国家予算(約12兆4000億円)を超えます。
このほか、1000位までに日本人は9人、マレーシア人は3人の氏名があります。
世界の富豪番付
最後は、世界の富豪トップ5名です。桁が違いますね。ザッカーバーグさんが含まれているので年齢も列記します。
順位 | 氏名 | 資産額($) | 円換算(億) | 年齢・国籍 | 企業 |
1 | Bernard Arnault | 233.0B | 34兆9,500 | 75 仏 | LVMH, CD |
2 | Elon Musk | 195.0B | 29兆2,500 | 52 米 | Tesla, Space X |
3 | Jeff Bezos | 194.0B | 29兆1,000 | 60 米 | Amazon |
4 | Mark Zuckerberg | 177.0B | 26兆5,500 | 39 米 | |
5 | Larry Ellison | 141.0B | 21兆1,500 | 79 米 |
上記4名の資産合計118兆円は、2024年の日本の国家予算(113兆円)を超えます。
そして世界の富豪の国籍でみると、上位50名の内で最も多いのが米国の24名。次に多いのが、中国、フランス、インドで、それぞれ4名、ドイツが3名、カナダとスイスが各2名、
残る7つの国籍が全て1名で、日本、スペイン、メキシコ、イタリア、インドネシア、オーストリア、香港でした。
日本の孫正義さんは、51位でした。
参考 Rober Kuok(郭鶴年)
Robert Kuok Hock Nien, 郭鶴年
1923年10月6日、Johor Bharuで客家系の郭欽鑑(Kuok Keng Kang)と鄭格如(Tang)夫人の次男として生まれる。兄・郭鶴挙(Philip Kuok Hock Khee、フィリップ)は当初一族の企業に関わっていたがのちに外交官となり、弟・郭鶴麟(William、ウィリアム)はマラヤ共産党に参加し早逝。
1939年、ジョホールの英語学院(英語版)卒、シンガポールのラッフルズ大学入学。
戦時中はジョホール・バルで三菱商事の米穀部門に勤務していた。
1949年、KLに設立された郭兄弟有限公司(Kuok Brothers Sdn. Bhd 以下 “KB”)の取締役
(当時26歳)。同社の初代会長兼社長は兄・鶴挙。
1959年、KB社は日新製糖・三井物産と合弁で、マラヤ製糖:MSM)を設立。マレーシアにおける砂糖消費の増加を背景に、砂糖の生産・精製に着手。KB社は翌年には、東南アジアの「砂糖王(Sugar King)」として知られるようになった。
1968年、馬国政府と企業数社の合弁でマレーシア国際海運公社(MISC)が設立され、メッカ巡礼基金運営庁(Lembaga Urusan dan Tabung Haji: LUTH)と曹氏有限公司(Frank Tsao & Co. Ltd. (Liberia))およびKB社が設立当初の主要株主となり、Robert KuokはMISCの初代会長(45歳)。同じ年にマレーシア・シンガポール航空会長。
馬国をはじめ、香港、タイ、英国、日本、フィジーにホテルを建設。し、シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツの経営など多角的な事業を展開するグループを運営。
馬国やシンガポールの独立から政府始動の時期にリーダーとなった著名人や政治家の多くはRobert Kuokの学友である。彼は、多くの事業においてブミプトラ資本を積極採用したことでマレー社会から積極的に受け入れられた客家の実業家である。
現在は、マレーシアのKuok Group、香港のケリー・プロパティーズを率いる実業家。
最後まで参照いただき、ありがとうございます。
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