シンガポールの物価・生活費は本当に高くなりました。2000年頃から10年間を思えば、シンガポールのコストはマレーシアの2倍だと思っていれば良かった。
ところが、今やシンガポールのコスト水準はマレーシアの4倍までになりました。円とリンギットの関係が今だに30円前後で推移していることを思えば、シンガポールのコストは段違いに高くなったわけです。
それもそのはず、街は綺麗で安全。無許可でドローンを飛ばすだけで、1ヶ月の給与以上の罰金を取られる国です。もちろん歩きタバコなんぞはもっての外。
だからシンガポールの生活費が高いのは「安全」の値段なのです。
東京はデフレの影響で、必ずしも全てが高いとは言えませんが、それでも、それなりに生活費は高い。そして安全性で言えば、酔っ払いや「オレオレ詐欺」があったにせよ、安全性では世界第2位だそうです。
元首相の安倍晋三氏が銃器で打たれて亡くなった際、米国のバイデン大統領が、日本では銃砲で打たれて殺される事件は年に1〜2件と聞いて驚嘆したとう逸話があるほどです。もちろん米国での銃による殺人件数はものすごい数です。
さまざまな苦情や悩みがあっても、やはり世界トップクラスの安全地帯に住んでいるのですから、これは関係者の協力と努力に感謝すべきではないかとつくづく思うのです。
今、日本人が心配すべきは、食の問題と健康被害でしょう。がん患者と糖尿病の離関数は、驚くほど増えてきています。これからは「見えない」危険と対峙して行かなければなりません。危険リスク=ゼロのシンガポールから学ぶべきです。
世界一はシンガポール、2位は東京!
Singapore secures top spot as world’s safest city for tourists, Tokyo second
Saturday, 27 Jul 2024 7:00 AM MYT malay mail
シンガポールは観光客にとって世界で最もリスクの少ない都市。
フォーブス・アドバイザーの調査で明らかになった。
天候、宿泊費用、現地でのアクティビティや交通手段など、多くの要素が旅行先を選ぶ際に考慮されるが、安全性も重要な側面である。
最新のランキングでは、シンガポールが観光客にとって世界で最も危険の少ない目的地とされた。
政治不安やテロ攻撃は観光客を遠ざけることで知られている。
2015年のチュニジアの都市スースでのテロ攻撃は、観光業に壊滅的な打撃を与え、予約されたバケーションのキャンセルだけで4億5000万ユーロ(約23億RM、およそ690億円)の損失が推定された。当時、チュニジアはジャスミン革命による経済的な損害にも苦しんでおり、2010年から2015年の間に年間外国人観光客数は700万人から500万人に減少した。
最も安全な観光地
フォーブス・アドバイザーの調査は、エキゾチックな目的地を安全に訪れたいと願う旅行者にとって大きな関心を引くものだ。
分析は安全性の側面に焦点を当て、アメリカ国務省が提供する旅行安全評価、Numbeo の都市ごとの犯罪リスク、The Economist の個人安全リスクデータ(犯罪、暴力、テロの脅威、自然災害、経済的脆弱性に対する市民のリスク)などの指標を考慮し、調査は世界の60の目的地を比較している。
Numbeoは、セルビアのクラウドソース型オンラインデータベースで、消費者物価、実際の不動産価格、および生活の質に関する指標を提供している。このウェブサイトは、元Google社員のムラデン・アダモヴィッチによって2009年4月に設立され、ユーザーが国や都市間の生活費に関する情報を共有し比較できる。
出典:英語版ウィキペディア “Numbeo”
最終的に、シンガポールは世界で最も安全な都市として浮上し、日本の東京やカナダのトロントを上回った。フォーブス・アドバイザーによると、シンガポールのリスク評価は100点中0点であった。
対照的に、ベネズエラのカラカスは100点中100点で、観光客にとって最もリスクの高い都市としてリストのトップに立っている。
しかし、アジアのすべての地域が同様に高評価を得ているわけではない。パキスタンのカラチは観光客にとって2番目に安全でない都市(93.12点)、ビルマのヤンゴンは3番目(91.67点)である。
一方、ヨーロッパは危険な目的地とは見なされていない。最もリスクの高い目的地の上位に登場するのは26位のイタリアのミラノ(26位)とローマ(28位)である。フランスのパリは31位にランクされている。しかし、他のヨーロッパの都市、例えばチューリッヒ、コペンハーゲン、アムステルダムは世界で最も安全な都市の一つとされている。 — AFP
Top 10 most risky cities in the world
危険な国、トップ10 (ヨハネスバーグが落ちているのが気になります。多分観光地として選抜されていないのでしょう。)
- Caracas (Venezuela)
- Karachi (Pakistan)
- Yangon (Burma)
- Lagos (Nigeria)
- Manila (Philippines)
- Dhaka (Bangladesh)
- Bogotá (Colombia)
- Cairo (Egypt)
- Mexico City (Mexico)
- Quito (Ecuador)
出典:Forbes Advisor (観光目的地としての評価です)
Top 10 least risky cities in the world
観光地として最もリスクが少ない年トップ10
- Singapore
- Tokyo (Japan)
- Toronto (Canada)
- Sydney (Australia)
- Zurich (Switzerland)
- Copenhagen (Denmark)
- Seoul (South Korea)
- Osaka (Japan)
- Melbourne (Australia)
- Amsterdam (Netherlands)
出典:Forbes Advisor (観光目的地としての評価です)
参考情報
ランキングの出典情報
Forbes Advisor のWebsite紹介(About Page)
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出典は Forbes Advisor のウェブサイトです。 Wikipediaには掲載がありません。
Numbeo
Numbeoは、セルビアのクラウドソース型オンラインデータベースで、消費者物価、実際の不動産価格、および生活の質に関する指標を提供している。このウェブサイトは、元Google社員のムラデン・アダモヴィッチによって2009年4月に設立され、ユーザーが国や都市間の生活費に関する情報を共有し比較できる。
英語版ウィキペディア “Numbeo”
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この記事は、本編【MM2H体験】の番外記事です。馬国の「おすすめ情報」まとめ記事はこちらです。