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筆者が持つマレーシアのヒンドゥー教徒に関する印象は、普段から「徹底して物静かで、おとなしい人たち」という感じです。
10年近くお世話になったタミル系マレーシア人の運転手「Mさん」は、ドライバーが必要な時に、サポートしてくれたヒンドゥー教徒だったのですが、もう10年ぐらい前に他界されました
彼は、時間に正確で、常に大人しく、一度も感情を顕にしませんでした。
もちろん、つまらない商品取引やサービス業者を紹介してきたり、持ってきたりということも一切なく、努めて透明人間になりきることができるサポーターだったと記憶しています。
彼の生き方が、マレーシアという国の中のヒンドゥー教徒の考え方なのか、彼独自のものなのかは、今ひとつ不明ですが、
確かに、インド系マレーシア人の中には若干ですが、押し売り的なアプローチで近づいてくる人も居なかったわけでは無いです。
最近は、インド旅行を動画サイトにアップするVチューバが増えて、インドの街中の様子を伝えてきていますが、詐欺や押し売りは結構激しいようです。
そういう意味ではマレーシアの多宗教文化は、筆者個人としては、全国民に良い影響を与え続けていると思います。
今回ご紹介する、ヒンドゥー教徒の抗議行動は、極めて稀な出来事です。
もとより、人口比率が最も少ないインド系マレーシア人です、国民の過半数の圧力に正面から対峙することには全く意味がありませんから、今回のように、そこそこの人数が集まって、宗教歌を歌うと言った集会的な活動が最も効果的だという判断なのでしょう。
報道写真をみても、女性が中心に写っていて、過激な印象は一切伝わってきません。
静かな抗議集会
600 gather at Batu Caves for fuss-free show of devotion, FMT Reporters
2024年の6月1日、約600人のヒンドゥー教徒がバトゥ洞窟に集まり、彼らの信仰を侮辱したとされる外国のソーシャルメディア・インフルエンサーに抗議する信仰集会を開いた。
式典を主催したスワシュナ・スブラマニアムは声明で、この集会は「論争を招くことなく平和に祈ることができる」ことを示すために開催されたと述べた。that prayers could be “done in a peaceful manner without courting controversies.” by Swashna Subramaniam
イベントはラジェスワリ・アパフとヒンドゥーボランティア運動のボランティアによって共同開催されたものだ。Rajeswary Apahu and volunteers from Hindu Volunteers Movement
グローバル人権連盟の代表であるS・シャシ・クマールによると、集会にはケダ州やシンガポールからの参加者も含まれていた。Shashi Kumar, who heads the Global Human Rights Federation, a local NGO
この集会の関係者は、バトゥ洞窟のヒンドゥー教のムルガン像の前で、コーランの詩を朗読したビデオを公開して論争を巻き起こしたモロッコ人のユーチューバーを批判している。
シャシ・クマール曰く、「全て神聖な場所では相互尊重が必要。それではじめて、平和と調和の中で生活することができる」
モロッコのコンテンツクリエーターであるアブデラティフ・ウイサは、バトゥ洞窟は、単なる史跡であり、宗教的な意味のある場所ではないと考えていたため、42メートルの像がヒンドゥー教の軍神であるムルガンであることを知らなかったと謝罪した。Moroccan content creator, Abdellatif Ouisa
シャシ・クマールは、アブデラティフの謝罪は「不十分で受け入れられない」としている。
彼曰く、他にも、バトゥ洞窟でコーランの詩を朗読し、非ムスリムを攻撃した外国人が二例あったという。
ムルガン像とカルティケーヤ
Batu Cave のカルティケーヤを象徴するムルガン像は、マレーシアで最も高いヒンドゥー教の神像。高さは42.7メートル(140フィート)で、バトゥ洞窟のふもとに位置している。3年の建設期間を経て、2006年1月のタイプーサム祭りで公開された。
カルティケーヤ (Kartikeya) は、古代からインド亜大陸(subcontinent)において重要な神であり続けてきた。タミルの神 ムルガン(Murugan)がヴェーダの神 スカンダ(Skanda)と融合したと推測されている。
スカンダ(Skanda)、もしくはムルガン(Murugan)は、ヒンドゥー教の軍神。
父はシヴァ、母はデーヴァセーナー(パールヴァティー)もしくはガンガー(パールヴァティの妹)で、代理父がアグニ、代理母がスヴァーハー。軍神インドラに替わって新たな神軍の最高指揮官となる。
スカンダ信仰は、インド南部のタミル人社会に強く存在し、その移民の地であるスリランカの他、シンガポール、マレーシアなどの東南アジアにおいても信仰されている。
仏教にも伝わって韋駄天(異名クマーラからは鳩摩羅天)となった。
出典:日本語版+英語版Wikipedia、写真もwikipediaに登録されているものです。
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Rajeswary Apahu
ラジェスワリ・アパフは、マレーシアのヒンドゥーボランティア運動(Hindu Volunteers Movement)に所属し、さまざまな宗教やコミュニティイベントを共催することで知られています。この運動は、マレーシアでヒンドゥー教の価値や伝統を推進することを目的としています。
本グループは、マレーシア・ヒンドゥー・サンガムなどのヒンドゥー教組織の一部であり、マレーシアにおけるヒンドゥー教の保護と推進に取り組んでいます。
出典:ネット上にアップされているインスタグラム、FB、LinkedInnなどのSNS情報を生成A Iで参照して文章をまとめたものです。wikipediaにはこの団体の説明記事はありませんでした。
最後まで参照いただき、ありがとうございます。
バトゥ洞窟に関する詳しい記事はこちら
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