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華人系企業が所有・運営する全国紙のオンライン版「The Star」は、近年、中国大陸からの留学生の増加傾向を好意的に報じているようです。
中国の高等教育在学者数は日本の約15倍にも上るため、マレーシアの人気がわずかに高まるだけでも、留学生数が目に見えて増加するのは当然のことと言えるでしょう。
留学生の総数も、中国は日本の5倍以上に達しており、絶対数で見ると、国際化する中国人の数は今後ますます増えていくと考えられます。まさに「人口は国力」を体現している状況です。
一方で、日本の政府や教育機関は、より一層質を高め、「量より質」を重視した国力向上策を計画的に進める必要がありそうです。

石丸伸二さんに頑張って欲しいですな。選挙にも「教育改革」を主眼として候補者を送り込むそうです。
オンライン報道より
マレーシアへの中国人留学生申請数が急増

【2025年4月28日】 マレーシア・ペタリンジャヤ発
マレーシアの大学に出願する中国人留学生の数が、昨年25%増加したことが分かった。教育マレーシアグローバルサービス(EMGS)によると、国際学生の間でイギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダといった「ビッグ4」以外の進学先を選ぶ動きが広がっており、マレーシアはその新たな選択肢として注目されているという。
EMGS(Education Malaysia Global Services)は、マレーシア政府高等教育省の監督下にある機関で、マレーシアへの国際留学生誘致と支援を専門に行っています。ビザ申請手続きの円滑化、留学生向け情報提供、大学との連携を通じて、マレーシアを国際教育のハブとすることを目指しています。
EMGSのデータによると、2024年にマレーシアへの中国人留学生の申請数は33,216件に達し、2023年の26,627件から大幅に増加した。続いて多かったのはバングラデシュ(6,917件)、インドネシア(5,556件)、インド(2,591件)、パキスタン(2,417件)だった。
今年1月から3月の期間では、中国からの申請数は前年同期比で2%増加しており、引き続き堅調な伸びを見せている。
なぜマレーシアなのか?
EMGSは中国人学生を惹きつけている要因として、マレーシアの多言語環境・政治の安定性・安全性・豊かな文化体験であると分析している。加えて、地理的な近さも帰省の利便性を高め、家族との絆を保つ助けになっているという。
一方、中国紙「チャイナ・デイリー」は、米中関係の悪化や海外での安全性への懸念から、米国留学を再考する中国人家庭が増えていると報じた。親たちは、中国との関係が良好で政治的に安定した国を進学先として重視する傾向が強まっている。
国際教育交流に関する「オープンドア報告2024」によれば、2023-2024年度の米国における中国人留学生数は372,532人(2019-2020年)から277,398人に減少。インドからの留学生数に追い越される結果となった。
馬国政府の受け入れ体制
マレーシアは、教育ブループリント(2015-2025)に基づき、2025年までに25万人の国際学生受け入れを目指しており、その39%を中国からの学生が占める見通しだ。EMGSは、国際学生向けのビザ制度の整備などを進め、マレーシアを「グローバル教室」へと変革する取り組みを加速している。
さらに、マレーシアでは、イギリス、オーストラリア、アメリカの名門大学と提携した国際的に認められた学位取得が可能であり、費用面でも大きな魅力となっている。マレーシアの学位は中国国内でも高く評価され、卒業後の就職にも有利だとされる。
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