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国内的には経済成長が止まって、政治に期待感の持てない国だと非難される日本ですが、今回のパリオリンピックでの健闘は著しく、最終的には開催国のフランスを抜いて世界第3位のメダル獲得国となった。
筆者が小学生の頃の東京オリンピックでは、報道する日本のマスコミは間断なく「オリンピックに参加することに意義がある」と言う確言を繰り返していたのを思い出します。
馬国に興味を持っている長期滞在者や旅行者としては、おそらく、知ってはおくべき事実があります。それは、馬国がオリンピックで今ひとつであること。
今回のベルナマによる直接のオンライン記事にある通り、東南アジアの隣国では、フィリピンが金2個と銅2個、インドネシアが金2個と銅1個、タイが金1個、銀3個、銅2個を獲得していますから、経済的に力のある馬国が、これら隣国に匹敵する結果を出せないのは残念な話です。
馬国政府は、参加することだけに意義を見出さず、あくまでゴールドメダルの獲得を目指して次のロス五輪に望む予定です。
パリ五輪と馬国選手団
ベルナマのオンライン報道の要約です:
2024年のパリ大会では、9競技に26人の選手が出場し、その半数以上が初出場だったが、3つの国内記録を更新し、5人の選手が自己ベストを更新するなど、多くの選手が決意を持って挑んだ。
19日間にわたって開催された大会では、バドミントン男子ダブルスのアーロン・チア/ソー・ウーイ・イク組と男子シングルスのリー・ジージャがそれぞれ銅メダルを獲得した。(pair of Aaron Chia-Soh Wooi Yik and men’s singles shuttler Lee Zii Jia contributed a bronze)
国別のメダル争いで、マレーシアは悲願の金メダル獲得を達成できず、アルバニア、グレナダ、プエルトリコと並んで80位タイで大会を終えた。獲得したのは銅メダル2個にとどまった。
昨年導入された「ロード・トゥ・ゴールド(RTG)」プログラムを含む準備に多額の費用が投じられたにもかかわらず、金メダルは依然として手に入らなかった。
東南アジアの近隣国では、
フィリピンが金2個と銅2個、インドネシアが金2個と銅1個、タイが金1個、銀3個、銅2個
を獲得している。
マレーシアのオリンピックでの最高成績は、2016年のリオ大会での銀メダル4個と銅メダル1個であり、他は
2020年 | 東京 | (0-1-1) |
2012年 | ロンドン | (0-1-1) |
2008年 | 北京 | (0-1-0) |
1996年 | アトランタ | (0-1-1) |
1992年 | バルセロナ | (0-0-1) |
で、多くはバドミントンによるものだ。
残念ながら、リオ2016で3人のバドミントン選手が決勝に進出し、東京2020の男子ケイリンで金メダルにあと一歩まで迫ったときのような場面は無く、今回の26人の選手の中で、金メダル争いに近づく者はいなかった。
国内記録を更新したのは、男子61kg級の重量挙げでモハマド・アニク・カスダン、自転車競技では男子スプリントのダトゥク・モハド・アジズルハスニ・アワンと女子スプリントのヌルル・イザ・イザティ・モハマド・アスリだ。(weightlifter Mohamad Aniq Kasdan in men’s 61kg, cyclists Datuk Mohd Azizulhasni Awang and Nurul Izzah Izzati Mohd Asri in the men’s and women’s sprint)
マレーシアにとって、バドミントンは引き続き最も成功し、信頼できるスポーツであり、3人の選手が準決勝に進出したが、世界のトップ選手を相手に見事なパフォーマンスを見せながらも、決定的な瞬間には勝利をつかむことができなかった。
ナショナルスポーツカウンシル(NSC)のアブドゥル・ラシッド・ヤクブ局長は、今後さらに多くの選手を追加することを検討するとともに、2016年に導入されたポディウムプログラムの強化を図ると述べた。(National Sports Council (NSC) director-general Abdul Rashid Yaakub)
「NSCはLA28に向けた4年間の計画を策定し、クライミング、スケートボード、サーフィンなどの新しい競技の可能性を評価する。メダル数が多い競技や、重量別で競技が多いスポーツにも注力する」と語った。(LA28 = Los Angeles 2028)
出典 : Paris 2024: Elusive Gold Continues To Haunt Malaysia
BERNAMA online 12/08/2024 10:45 PM
いつも参照いただき、ありがとうございます。