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2024年5月25日のこのブログの記事で Clear Air Turbulance(略語:CAT、日本語では「晴天乱気流」)についてご紹介しました。
乱気流の発生率が高まっているという学会情報がある中、5月に発生したシンガポール航空の突然の機内激震の人体への影響が予想以上のものであることが日々明るとなってきている。
筆者の後輩社員の情報では、先週までに、日本の大手企業の社内連絡で、航空機での移動中の乱気流による被害が増えていることの注意喚起が出回ったそうです。
ある被害者家族が直面した乱気流のダメージは、相当なものです。命は助かったとはいえ、今後の後遺症が心配になるほどの重症です。
シートベルトに対する認識が変わってきました。
恐るべき乱気流被害
Passengers had seconds to react as turbulence hit Singapore flight, says Malaysian with family on board
Friday, 24 May 2024 9:44 PM MYT malay mail
今週、致命的な乱気流に見舞われたシンガポール航空の飛行機で6人の親族と友人が負傷したマレーシア人女性は、今日、飛行機が急降下する前に反応する時間がほとんどなかったという。
火曜日にロンドンからシンガポールに向かうボーイング777-300ERが数分間で1,800メートルの急降下。そして、1人の乗客が死亡、乗客・乗務員は、機内で激しく投げ飛ばされ、頭蓋骨や脳、脊椎にダメージを受け、総勢100人以上が負傷した。
211人の乗客と18人の乗務員を乗せたフライトは、バンコク空港での緊急着陸を余儀なくされ、少なくとも48人が病院で治療を受け続けている。
バンコク市内中心部のエラワン祠で家族のために拝礼に訪れた女性は、AFPのインタビューを受け、妊娠中の義理の姉を非常に心配しているという。
注意1秒・怪我一生
「義理の姉は脊椎の手術を受けなければならなかった。妊娠しているので、本当に心配です。」
この家族はスイスとイギリスでの2週間の休暇から戻るところだった。同行していた女性の兄も事件の後、まだ痛みを感じているという。
「彼の手は痛みが残っていて、まだ痺れています。何も持ち上げることができません。まだ車椅子が必要です。」
飛行機に乗っていた4人の親族がバンコクの病院で集中治療を受けたというのだ。
「何人かはまだベッドにいて、動かすことができません」
彼女の兄は、乱気流が襲った時、シートベルトのサインが消えており、「非常に穏やか」な状況だったそうだ。
「食事を配ってゴミを集めていた時に突然飛行機が揺れ始め、兄と彼の妻はシートベルトをしていませんでした」
「振動と揺れを感じ、シートベルトを締めようとしましたが、間に合いませんでした。」
兄はシートベルトを締めようとした時に「飛び上がって」床に叩きつけられた。義理の姉は飛び上がり、飛行機の座席に落ちた。
また、用心深かった彼女の家族の友人は、シートベルトを締めていたものの、首に怪我を負い、少なくとも6か月間は背中にサポートを付けなければならない。
晴天乱気流の危険性
飛行機はバンコクのスワンナプーム空港で緊急対応者に迎えられ、怪我人は救急車で運ばれた。
着陸後に撮影された機内の写真は、食べ物や飲み物、荷物が散乱し、酸素マスクが天井からぶら下がっている混乱の様子を示している。
シンガポール航空のCEO、ゴー・チュン・フォンは「トラウマ的事件」について謝罪し、亡くなった73歳のイギリス人男性の家族に哀悼の意を表明した。
原文:Singapore Airlines chief executive Goh Choon Phong has apologised for the “traumatic experience” and expressed condolences to the family of the deceased — a 73-year-old British man.
同社は今日、この事件を受けてフライトでのシートベルト規則をより厳しく改訂して、乱気流に対して「より慎重なアプローチ」を導入したと述べた。
調査官たちは事件の原因を解明するため、コックピットのデータ(ボイスレコーダーを含む)を分析しています。
原文:Investigators are analysing cockpit data — including the voice recorder — as they seek to understand the cause of the deadly incident.
航空安全の専門家はAFPに対し、乗客はシートベルトの着用についてしばしば軽視しているとして、予期せぬ乱気流に遭遇した場合のリスクについて注意喚起しているという。
気象学者の見解では、レーダーでは検知できない「晴天乱気流」が、気候変動の影響で、悪化している。
参考 AFP(フランス通信社)
フランス通信社(Agence France-Presse、AFP)は、フランス、パリに拠点を置く国際通信社。世界最古の報道機関。AP通信、ロイターにならぶ世界三大通信社の一つ。
日本においては、戦後、時事通信社が特約販売代理店として稼働。クリエイティヴ・リンクが、2007年よりAFP日本語版サイト、AFPBB Newsを運営している。
ニュースは、公式には6か国語で配信。日本語、中国語、韓国語など、現地法人の協力のもと、その他言語による配信も行っている。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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