アイキャッチ画像はイメージ素材です。image photo by envato elements (all rights reserved)
この連載記事は、筆者が別のメディアで投稿している「School of Limitations」というタイトルのブログ記事を転載し、マレーシアファンの皆さんにも参考にしていただくことを目的としています。面白いと思ったら、続けて読んでいただけるとありがたいです。
この国（日本）の政府に対する国民の信頼感は、もはや地に落ちてしまいました。今や「政府をもう少し敬うべきだ」と力説する人は、誰もいません。
往年の指導者、田中角栄のように具体的かつ精力的な本質論で周囲を説得し、大義を現実に作り上げる人物もいなくなりました。仮に未来の英雄の兆しが見えたとしても、そうした人物はことごとく抑圧され、日本の指導者層から排除されています。
博識で、海外でも高い学位を取得しているような人物が「日本の政治家には魅力的な人物がひとりもいない」と評し、さらに「高齢者は集団自殺したらどうか」と本気で語っています。この人物が非難されるかと言えば、ごくわずかな批判に晒されるだけで、半年もすればネット社会の論客となり、国民の注目を集めることで利を得ています。このような人物の活躍が許されて生き延びているのです。
おそらく10年前までは、これを評して「世も末だ」という言葉をよく聞いたものです。しかし、最近はそのような言葉すら話題になりません。「世の末」すら過去のものとなってしまったのです。多くの有識者や指導者たちは、政治家や企業、特に人の上に立つ組織や人物を非難することで生きているようです。
そして、わずか数人の高齢で本質的な知見を持つ学者や評論家が、日々日本人に問いかけています。
「君たちは、この国をいったいどうするつもりなのか？このまま闇の権力に搾取され、隷属化した社会に落ちて身動きが取れなくなってもいいのか？」
日本が見えない権力の策略に翻弄され、隷属化しているという声や、すぐに手を打たないと手遅れになるという究極の悲観論が世に溢れています。
この国にいる1億2千万人の国民は、まるで「誰も何もできない」ことを知っているかのような集まりになりかけているのです。
対処できない現実は地球の舞台設定
人間社会の本質は「限界に縛られた学びの世界」であると言われています。英語で言えば、School of Limitations です。
筆者が最初にこの表現を聞いたのは、アメリカの退行催眠療法士ドロレス・キャノンの講演や彼女の著書の中でした。
最近では、日本でも高次元の啓示を受けたと自称するシャーマンや霊能者が、同じようなメッセージを繰り返し伝えています。曰く、地球の生活環境そのものが、全宇宙の霊性界全体の中で最も過酷で、厳しい制約を課す「牢獄」のような場所であると。ここで人間は霊性を磨き、自らの成長のために地球経験を受け入れているというのです。
もう少し平たく言えば、地球は「牢獄」または「収容所」といった、暗く無情な場所だというのです。
こうした啓示を耳にすると、今の日本の現状もまさに、「制約だらけ」で「がんじがらめ」になった民衆が答えを得られず悩み続ける「牢獄」のように思えてきます。
もしこれが真実だとすれば、我々は何を指導者に期待しても、何を目的に生きても、死んでしまうまでは決して打破できない限界の範囲内で動き回るだけの存在なのかもしれません。
日本に自殺者が多いのは、このことが遠因なのではないでしょうか。悲しいことです。
制約と限界の中で生きる意味を知らなければ、生きている人として前を向いて歩んでいく意欲や気力を持てないのかもしれません。
SFから学ぶ真実
ここで言う「SF」とは、Science Fiction（空想科学）ではなく、Spoon Feeding（スプーンで少しずつ与える）の略です。
人間が目にする現実を超える「高次元」の真実が、一気に開示されたら、この世界は混乱の極みに達するでしょう。人間よりも高次元の存在は、ショックを与えないために、情報を少しずつ開示していると言われています。これが spoon feeding (SF) です。
著名な北米の催眠療法師であったドロレス・キャノンが退行催眠で高次元の情報に触れた際、高次元世界の存在から繰り返し受けた説明もすべて spoon feeding でした。
日本で高次元の存在と通じる人物たちも、話して良いことだけを世間に伝え、まだ話せないことについては触れないようにしています。
ただし、この spoon feeding も、いよいよ「選ばれた者」に対して行われるようになってきました。聞く耳を持つ人霊は高次元の真実に触れ、それ以外の人霊は、低次元の制約の中で苦しみ続けるというのです。
このブログを読んでいる読者は、低次元に甘んじることなく、spoon feeding の真実に向き合うことを許された人霊です。そうでなければ、この記事に出会うことはなかったでしょう。
この話（SF伝承）は続きます。
戦没した英霊や尊い犠牲を除き、現実から逃避する目的で命を断つ行為は、その人の霊に逃げようとした現実以上の苦しみをもたらします。これも spoon feeding のひとつであり、すべての人霊が肝に銘じて歩むべき啓示なのだそうです。
オリジナル記事はこちら
